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レックスマーク、6色印刷対応の新インクシステムを採用したインクジェットプリンター6機種を発売

2004年04月14日 13時17分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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レックスマーク インターナショナル(株)は14日、低価格化を図った個人向け6色/4色対応A4インクジェットプリンター3機種と、スキャナー/コピー/プリンターの3機能を搭載するA4複合機3機種を4月29日以降、順次発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、標準で6色印刷とフチなし印刷に対応したインクジェットプリンター『Z818』が1万6000円前後、6色印刷に対応した複合機『X5270』が2万円前後。

ラインナップ

インクジェットプリンター
Z818(予想販売価格1万円台半ば) 5月中旬発売
新インクシステム対応6色印刷、フチなし印刷対応
Z810(予想販売価格1万円前後) 5月中旬発売
新インクシステム対応4色印刷(6色対応)、フチなし印刷対応
Z615(予想販売価格6000円前後) 4月29日発売
4色印刷対応

複合機
X5270(予想販売価格2万円前後) 5月中旬発売
スキャナー、コピー、新インクシステム対応6色印刷、フチなし印刷対応
X5250(予想販売価格1万台半ば) 5月中旬発売
新インクシステム対応4色印刷(6色対応)、フチなし印刷対応
X2250(予想販売価格1万3000円前後) 4月29日発売
4色印刷対応

新モデルは、インクジェット、複合機のそれぞれ上位2機種が、従来のインクに比べて画質、印刷スピード、耐候性、保存性が向上したという“新インクシステム”を採用しているのが特徴。また、複合機全機種でパソコンを使用せずにコピーが取れる“スタンドアロンコピー”機能を搭載した。

新インクシステムは“カラーインクカートリッジ”(染料系:シアン/マゼンタ/イエロー)と“フォトインクカートリッジ”(顔料系:ライトシアン/ライトマゼンタ/ブラック)を併用することで、6色印刷に対応すると共に、印刷速度の向上を図ったもの。同社によると、はじめに染料系インクで印刷し、その上に顔料系インクで印刷することで、50年以上の保存を可能にしたという。そのほか、インクカートリッジにCMOSチップを内蔵し、インク使用量や残量をカートリッジ側で記録でき、カートリッジを交換してもドライバでインク残量を確認できるようになった。

新インクシステムを採用した『Z818』『Z810』

『Z818』 『Z810』
『Z818』『Z810』

『Z818』は、6色印刷に対応した、個人向けA4インクジェットプリンター。後述の『Z810』の機能強化モデル。新たに染料系インクと顔料系インクを混ぜて印刷する新インクシステムを採用したのが特徴。『Z810』は2003年5月に発表した『Z705』の後継モデル。標準で4色印刷(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)に対応し、ヘッド一体型インクカートリッジを交換することで、6色印刷にも対応する。

Z818の主なスペックは、印刷解像度が4800×1200dpiで、印刷速度はモノクロが毎分22枚、カラーが毎分15枚。インターフェースはUSB 2.0。動作音は48dB以下。Z810は、印刷速度がモノクロ毎分20枚、カラー毎分14枚。動作音は48dB以下。その他の仕様はZ818と同等となる。

本体サイズと重量は2機種共通で、幅440×奥行き230×高さ152mm、重量約2.5kg。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.3~10.2.8/10.3.0~10.3.3。ソフトウェアは、同社製画像編集ソフト『Lexmark Precision Photo Software』などが付属する。

コストパフォーマンスに優れたA4複合機『X5270』『X5250』

『X5270』 『X5250』
『X5270』『X5250』

『X5270』は、プリンター/スキャナー/コピーと新インクシステム(6色)に対応した個人向けA4複合機。後述の『X5250』の機能拡張モデル。新インクシステムでの6色印刷に対応したほか、単体でのコピー機能“スタンドアロンコピー”を搭載したのが特徴。『X5250』は2003年2月に発表した『X5150』の後継モデル。標準で4色印刷(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)に対応し、インクカートリッジを交換することで、6色印刷に対応するのが特徴。

X5270の主なスペックは、印刷解像度が4800×1200dpi、印刷速度はモノクロが毎分22枚、カラーが毎分15枚。コピー時の印刷速度はモノクロ毎分11枚(2枚目以降)、カラー毎分7枚(2枚目以降)で、拡大縮小率は25~400%(パソコン経由、直接は50~200%)。光学センサーはCISタイプで、スキャン解像度は600×2400dpi(48bitカラー入力/24bit出力)。動作音は49dB以下。X5252は印刷速度がモノクロ毎分20枚、カラー毎分14枚。その他の仕様はX5270と同等となる。

本体サイズと重量は2機種共通で、幅441×奥行き319×高さ161mm、重量約4.5kg。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.3~10.2.8/10.3.0~10.3.3。ソフトウェアは、メディアドライブ(株)のOCRソフト『e.Typist エントリー』やファクスソフト『Lexmark FAX ナビ』(Windows対応)などが付属する。

低価格初心者向けA4インクジェットプリンター『Z615』とA4複合機『X2250』

『Z615』 『X2250』
『Z615』『X2250』

『Z615』は、2003年5月に発表された『Z605』の後継機種で、4色インクを採用し、印刷解像度が4800×1200dpiに対応したエントリー向けカラーインクジェットプリンター。印刷速度はモノクロ毎分14枚/カラー毎分8枚。その他の機能と仕様はZ605を踏襲する。

『X2250』は、プリンター/スキャナー/コピーと4色印刷に対応したエントリー向けA4複合機。2003年5月に発表した『X1150』の後継機にあたる。新たに本体単体でのコピー機能(最大9枚まで指定可能)に対応した以外は、X1150の機能と仕様を踏襲する。印刷解像度は4800×1200dpi、スキャン解像度は600×1200dpi。印刷速度はモノクロ毎分14枚/カラー毎分8枚。コピー時の印刷速度はモノクロ毎分13枚(2枚目以降)、カラー毎分5枚(2枚目以降)となる。

本体サイズと重量は、Z615が幅404×奥行き216×高さ135mm、重量約1.8kg、X2250が幅445×奥行き308×高さ163mm、重量約4.1kg。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.3~10.2.8/10.3.0~10.3.3(615は10.2.0~10.2.8)。ソフトウェアは、Z615が、同社製画像編集ソフト『Lexmark Precision Photo Software』を、X2250がメディアドライブ(株)のOCRソフト『e.Typist エントリー』やファクスソフト『Lexmark FAX ナビ』(Windows対応)などが付属する。

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