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エー・アイ・ソフト、一眼レフユーザー向けデジタル暗室ソフト『デジカメde!!フォト工房PREMIUM』を発売

2004年03月11日 21時46分更新

文● 編集部

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エー・アイ・ソフト(株)は10日、一眼レフデジタルカメラなどで撮影した画像を意図した通りの作品に仕上げるための“デジタル暗室ソフト”として『デジカメde!!フォト工房PREMIUM』を4月7日に発売すると発表した。価格は1万4800円。

併せて、『デジカメde!!同時プリント7』とのセット『デジカメde!!フォト工房PREMIUM 同時プリント7付き』を1万7800円、さらに『デジカメde!!ベストアルバム2』を追加したセット『デジカメde!!フォト工房PREMIUM 同時プリント7アルバムパック付き』を1万9800円で販売する。

作品ノート
“作品ノート”

『デジカメde!!フォト工房PREMIUM』は、一眼レフフィルムカメラのユーザーが一眼レフデジタルカメラに移行した際に、デジタルフォトを意図通りの作品に仕上げるための機能を搭載したのが特徴。カメラの筐体をモチーフにユーザーインターフェースを採用したほか、修正ツール群を撮影者の発想で整理しており、作業中にはヒストグラムや履歴一覧など、作業を進めるうえで必要な情報が常時表示されるようになっているという。“風景”“花”“人”などのテーマに最適化した修正手順を収録した“作品ノート”が用意されており、写真修正のプロが用意した順序で、理想的な修正パラメーターを設定した修正ツールが提示されるようになっている。これにより、初心者にありがちな修正の重ねすぎによる“画像の作り壊し”を防げるとしている。“モノクロ作品化コース”も用意されており、フィルターによるトーン調整が行なえる“モノトーン化”、“粒状感の追加”、温度黒調/冷黒調などの色調を調整した“モノクロ調整”など、実際の暗室作業の感覚で操作できるという。

粒状感の追加
“粒状感の追加”

また、修正パラメーターを含む修正作業情報(履歴)を自動的に記録する“作業メモ”が用意されており、履歴のどの段階でも修正のやり直しが可能。“作業メモ”は画像ファイルの保存と同時に保存され、ファイルの読み込み時に復元されるため、「作業を中断したファイルを読み込み、以前行なった作業の3つ前の修正の値を変更する」といった自由度の高い作業工程管理が行なえるという。履歴上の修正効果は0~100%の範囲で透明化できるようになっている。

作業メモ
“作業メモ”

修正ツールには、ライトやレフ板を使って被写体に光を当てるように帯状に明暗を調整できる“光をあてる”、背景をぼけさせて望遠レンズのようなボケ味を出す“絞りを開ける”、現像室で引き伸ばし機を操作するような感覚で3分割線や対角線などのグリッド表示を利用して拡大縮小/回転が行なえる“引き伸ばし”、写したくないしみやそばかす、ほくろなどを除去できる“しみ抜き”など36種類が用意されている。効果ごとに範囲指定を行なうマスクは複数作成できるという。修正ツールはレタッチソフト『Adobe Photoshop』のプラグインとしても利用可能。

ライトボックス
“ライトボックス”

そのほか、ヒストグラムやExif情報を見ながら写真を選択するための“ライトボックス”機能、印刷レシピを選択することでプロが設定したレイアウトで印刷が行なえるプリント機能などが用意されている。

対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me/98。対応機種は、Pentium II-300MHz以上(1.0GHz以上推奨)のCPU、256MB以上のメモリーを搭載したパソコンで、1024×600ドット以上の解像度を持つディスプレーが必要。Photoshopプラグインとして利用するには、Adobe Photoshop 5.0J/Photoshop Elements 1.0(Windows版)以降、Windows 98以降で動作するPhotoshop互換の32bitソフトが必要。なお、製品パッケージにはプロカメラマンの谷口泉氏による修正事例を紹介したハンドブックが付属する。

製品パッケージ
『デジカメde!!フォト工房PREMIUM』

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