「Siluro FX5900 OTES」 |
Abitから同社独自の冷却機構“OTES”を装備した“GeForce FX 5900”搭載ビデオカード「Siluro FX5900 OTES」が登場した。今までにも同社からは“OTES”を装備したGeForce系ビデオカードがいくつか発売されているが、今回は“新OTES”を装備しているという。
カード裏面のヒートシンクは表に比べると小さめ | 外部排熱口があるためにPCIスロットを2つ消費する点は変わっていない | |
排気ダクトは、小さなダクトをつなげたような特殊な構造をしている | 4つの青く光るLEDファン(騒音値約25db) |
最近発売された“OTES”を装備したビデオカードとしては、“GeForce FX 5800”搭載の「Siluro FX5800 DOTH Deluxe」が挙げられる。こちらは、ヒートパイプを利用した外部排熱システムで「OTES III」というものだった。今回「Siluro FX5900 OTES」が採用する“新OTES”はヒートパイプを利用せず、メモリまで覆う巨大ヒートシンクと4つの青く光るLEDファン(騒音値約25db)によって熱を吸収し、直接外へ廃熱するというものだ。排気ダクトは、小さなダクトをつなげたような特殊な構造をしているが、同社サイトによるとこれにより排気効果を高めているという記述もみえる。ヒートシンク本体は銅製からアルミ製になったことで重量は軽くなったが、外部排熱口があるためにPCIスロットを2つ消費する点は変わっていない。
そのほか搭載メモリはDDR128MBで、インターフェイスはVGA、DVI、S-Videoとなる。販売しているのは、コムサテライト3号店で4万9980円となっている。なおAbitのサイトによると、この“新OTES”を装備したモデルとして“GeForce FX 5600 Ultra”搭載の「Siluro FX5600Ultra OTES」や“GeForce FX 5600”搭載の「Siluro FX5600 OTES」、“GeForce FX 5200”搭載の「Siluro FX5200 OTES」もラインナップされている。
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