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ノキアとトレンドマイクロ、メッセージングゲートウェイ用セキュリティー専用機『ノキアMessage Protector SC6600』の出荷を開始

2003年06月24日 23時22分更新

文● 編集部

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ノキア・ジャパン(株)とトレンドマイクロ(株)は24日、 両社が共同開発した電子メールゲートウェイ用セキュリティーアプライアンス(専用機)『ノキアMessage Protector SC6600 (Message Protector)』の国内での出荷を同日付けで開始したと発表した。価格は1000ユーザーライセンスの場合で、588万4000円(初年度のソフトウェアアップグレードおよびハード故障時の代替サービス料金を含む)。販売はノキアからネクストコム(株)とソフトバンクBB(株)の2社を通して行なう。

『Message Protector』
『Message Protector』

『Message Protector』は、1000ユーザー以上のネットワークを持つ大規模企業を対象として、電子メールを通じたウイルス感染やスパムメールに対応する専用機。OSにはLinuxサーバーのセキュリティーを強化した『IPSO-SX』を採用する。30KBの電子メールメッセージなら1時間あたり12万通以上を処理できるという。SMTPトラフィックを制御する複数の技術を統合した“Statistical Protection(スタティスティカル・プロテクション)”技術により、処理速度と安全性を高めたほか、SSL通信によるプル型のアップデート機能によって、ウイルスの大規模感染を防ぐ。管理ツール『ノキア Network Voyager』を同梱し、同製品の導入や運用を支援する。また、ノキアは“ファースト・コール、ファイナル・リゾリューション(1コールでの解決)”によるグローバルサポートなど、技術面をサポートする。

ハードウェアの仕様は、CPUにデュアル構成のXeonプロセッサー(動作クロック周波数は非公表)を搭載し、メモリーは1GB(DDR SDRAM)、HDDにホットプラグ対応のデュアルSCSIドライブ(36GB、RAID 1構成)を搭載する。インターフェースは10/100BASE-TX×1、10/100/1000BASE-T×1、コンソールポートを装備する。本体サイズは、幅42.8×奥行き65×高さ4.4cm(1U)で、重さは11kg。標準19インチラックにマウントに搭載できる。電源はAC100V/240V(自動切り換え)に対応し、消費電力は400W。

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