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日本HP、次期Itanium 2対応の『HP-UX 11i v2』の販売を開始

2003年06月10日 18時43分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は10日、Itanium 2の次期バージョン(コードネーム:Madison)を搭載するHP Itaniumサーバーに対応したUNIX OS『HP-UX』の新バージョン『HP-UX 11i version2(エイチピー・ユーエックス・イレブンアイ・バージョン2)』の販売を7月1日に開始すると発表した。価格は、1CPUあたり16万9000円から。

『HP-UX 11i v2』は、PA-RISCプロセッサー対応の『HP-UX 11i v1』のソースコードをベースに機能を強化し、Itanium向けに最適化したもので、最大64-Wayのプロセッサー構成に対応したのが特徴。PA-RISC環境とソースコード/バイナリー/データ互換となっており、PA-RISCからの移行が容易に行なえるほか、Linuxアプリケーションを移植を容易にするためのLinux APIを提供する。“セルローカル・メモリ(CLM)”をサポートしアプリケーションのパフォーマンスを向上させるとともに、動的なカーネルチューニングやプロセッサー/キャッシュの障害回避(DPR/DMR)、PCI I/Oカードの追加/交換などの機能により信頼性も向上したという。侵入検知システムやファイアーウォールなどのセキュリティー機能、システム管理機能も強化されている。

同社では『HP-UX 11i v2』を、“アダプティブ・エンタープライズ(適応型企業)戦略”を支えるインフラストラクチャの重要な要素と位置付けており、10年間の長期サポートを提供するとしている。

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