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松下、記憶型液晶を採用した読書用端末『ΣBook』を発表

2003年04月23日 18時17分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は22日、記憶型液晶を採用した読書用端末『ΣBook(シグマブック)』を秋に発売すると発表した。ΣBookは、表示を継続するための電力が不要なため、単3形乾電池2本で3~6ヵ月利用できるのが特徴で、1万ページ程度の表示が可能という。記録メディアにはSDメモリーカードを利用し、電子書籍フォーマット“SD-ePublish”対応の著作権保護機能“CPRM: Content Protection for Recordable Media”を搭載する。提供開始時のコンテンツは、主にマンガや小説が中心で、5000点を予定しているという。

『ΣBook』
『ΣBook』

『ΣBook』は、日本初という記憶型液晶を搭載し、超低消費電力のため、電源スイッチを持たない読書用の端末。7.2インチXGA(1024×768ドット)の液晶パネルを搭載し、印刷物と同程度の解像度となる180dpiの解像度で、単行本サイズの見開き2画面を表示できるという。当初はブルー&ホワイト型液晶を利用するが、以後、ブラック&ホワイト型液晶、カラー液晶への対応も進める。

同社では、電子書籍事業に本格的に参入するため、“コンテンツ配信事業”、“ライセンスセンター事業”、“端末事業”の3つを展開する。コンテンツ配信事業では、配信サイトの開設と、コンテンツ購入するための端末“コンテンツダウンロードBOX”を大手書店に設置する。ライセンスセンター事業では、音楽配信で実績のある暗号化方式を基にした暗号化システムを提供するほか、ライセンスの一元管理も行なう。端末事業では、ΣBookの生産と販売を行なう。これに伴い、電子書籍市場の拡大とコンテンツの充実を目的に、電子書籍配信事業者の(株)イーブック イニシアティブ ジャパンに月末に出資する予定という。同社では、事業開始に先立ち、作家、出版社、電子コンテンツクリエイターやプロバイダーなどを対象にした“∑Bookモニタープログラム”を夏に実施し、システム、端末、コンテンツなどについて意見を聞くとしている。

開いたイメージ
開いたイメージ

『ΣBook』は、大手書店を中心に販売する予定で、販売当初の価格は3万円台を想定しているという。なお、名称の∑Bookについては、Σが総和(積分)のシグマを表わし、フォーマット、言語などに関係なく、ユビキタス社会を創造する端末として、さまざまな書籍、ドキュメントが集まってくることを願って付けたという。

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