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日本BEA、サン、日本ユニシスが、ウェブサービスの早期普及促進で共同プロジェクト“Project-W”を発足

2003年01月23日 20時57分更新

文● 編集部

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日本BEAシステムズ(株)、サン・マイクロシステムズ(株)、日本ユニシス(株)の3社は23日、ウェブサービスを基盤とする標準仕様の相互運用検証活動を行なうことで合意し、同日付けで共同プロジェクト“Project-W”(プロジェクト・ダブリュ)を発足させ、活動を開始すると発表した。

“Project-W”では、“SAML(Security Assertion Markup Language)”などのセキュリティー関連の仕様や、ビジネスプロセス管理の仕様、トランザクション管理の仕様などの各種仕様に基づく製品レベルの相互運用性を順次検証する。また、“Liberty Alliance Project”によって実現されるネットワーク認証ソリューションの実証実験や、Liberty Alliance Projectの仕様に基づくモデルアプリケーションの作成、業務レベルの相互運用性の検証も行なう予定。検証はJ2EEシステム間だけでなく、J2EEと.NET間のについても実施する。検証の第1段階は3月までに完了し、成果を発表する予定で、4月以降も順次検証と成果を発表するほか、成果を反映した製品やサービスも発表する予定。

“Project-W”において、日本BEAは、APS(Application Platform Suite)製品“BEA WebLogic Platform”と、ウェブサービス構築支援ツール『BEA WebLogic Workshop』を提供し、相互接続に関する技術的支援を行なう。サン・マイクロシステムズは、サーバー製品、J2EE(Java 2 Enterprise Edition)に準拠したアイデンティティー/アプリケーション/ポータルなどのサーバーソフトと、相互運用検証活動のための技術を提供する。日本ユニシスは、業務レベルのウェブサービス適用技術を高め、ITコンサルティングサービス“LUCINA”に反映するほか、実証実験の結果をJ2EEフレームワーク“LUCINA Web Foundation”にも取り込むとしており、関連したサービスビジネスを2004年までに40億円規模のビジネスに拡張する予定という。

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