オウルテックから、サーバ用ケース「OWL-747AR」が発売された。製造元はサーバケースでは定評のある台湾Chenbro Micomで、元の型番は「SR10405」。
扉を開けたところ。3.5インチベイ左の鍵穴に注目。これを解除しないとフロントパネルを外せない | フロントパネルを開いて、はじめてサイドパネルを固定しているネジを外すことができる。パネルは一般のケースとは逆に前面で固定され前に抜いて外す |
ドライブベイに鍵付きの扉が設けられている点はそう珍しいものではないが、ケース内部にアクセスするには(1)まずその扉を開け、(2)ドライブベイと共に現れた鍵を解除してフロントパネルを横に開き、(3)通常のケースとは逆にケース前面にあるサイドパネル固定ネジを外し、パネルを前方向へ抜く--という複雑な手順を踏まなければならないようになっている。サーバならば頻繁に内部にアクセスする必要はないと割りきり、むしろ安全性を重視したものと思われる。
内部。左上にあるのがシャドウベイ | 電源の向きに注目、ファンの付いた横のスペースがドライブベイ | |
Extended ATXフォームファクタに対応。特徴は電源とシャドウベイの配置で、電源を立てその横にシャドウベイが設けられている。サイズは226(W)×490(D)×540(H)とExtended ATX対応ケースとしてはコンパクト。
前面と背面にそれぞれ12cm角ファンの装着が可能な取り付け穴が設けられているが、内側にもう1セット9cm角サイズ用の穴も用意されている。そのほかドライブベイ後ろには8cm角ファンが標準装備。ベイ数は5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウベイ×5。電源は別売りとなっているが、その分価格は抑え目で、ぷらっとホームで1万4800円。
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