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ディアイティ、無線LAN製品を拡充し“ORiNOCOシリーズ”を12月より販売開始

2002年11月22日 17時51分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)ディアイティは22日、都内で記者発表会を行ない、米プロキシム(Proxim)社の無線LAN製品“ORiNOCOシリーズ”の取り扱いを開始、12月より順次出荷すると発表した。価格は、IEEE802.11a/b両対応で暗号化機能IEEE802.1xをサポートした『ORiNCO 802.11a/b ComboCard Gold』が3万3800円、IEEE802.11a/b両対応で暗号化機能としてAES(Advanced Encryption Standard)と152/128/64bit WEPをサポートした普及モデル『同 Silver』が2万8800円などとなっている。

ジョシュア・チャオ氏 下村正洋氏
米プロキシムの副社長 北アジアセールス担当のジョシュア・チャオ氏(左)と、プロキシム(株) 代表取締役の松本重継氏(右)(株)ディアイティ 代表取締役社長の下村正洋氏(左)と製品事業本部ネットワークビジネスユニット ユニットマネージャーの波塚欽也氏

記者発表会には、米プロキシムの副社長 北アジアセールス担当のジョシュア・チャオ(Joshua Chao)氏、プロキシム(株) 代表取締役の松本重継氏、(株)ディアイティ 代表取締役社長の下村正洋氏らが出席し、無線LAN製品のラインナップやORiNOCOシリーズの位置付けなどを説明した。

製品ラインナップ ORiNCO 802.11a/b ComboCard Gold
ORiNOCOシリーズと従来のHarmony、Skylineとの住み分け写真はプロトタイプで、製品ではアンテナ部分に“ORiNOCO”のロゴが入る予定とのこと

ディアイティには、ORiNOCOシリーズのほかに“Harmonyシリーズ”“Skylineシリーズ”があり、ORiNOCOはセキュリティーを重視する企業や公衆無線LAN(ホットスポット)サービスを提供する法人などに向けたハイエンド~ミッドレンジ向け、Harmonyは教育市場からミッドレンジ向け、Skylineシリーズは個人ユーザー向けとそれぞれターゲットとなる市場/カテゴリーを分けているという。

また、「プロキシムでは、現在サポートしているIEEE802.11a(5GHz帯/最大54Mbps)、IEEE802.11b(2.4GHz帯/最大11Mbps)に加えて、IEEE802.11gもサポートしていく予定。ただ、現時点で最終ドラフトが提出されたもののコメントが200もあると言われており、批准は2003年5月ころになりそう。プロキシムの方針としては、最初に製品化されたものを採用するつもりで、現在複数メーカーと交渉を続けている」(松本氏)と今後の展開についてコメントした。

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