(株)ディアイティは11日、ネットワークへの不正侵入者を自動的におとりサーバーに追い込むことで企業のネットワークを守るシステム『Dynamic Defense System』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は、ハード/ソフト一式の最小構成の1470万円から。導入費が別途必要で220万円から。そのほかコンサルティング費用が必要となる。
『Dynamic Defense System』は、ディアイティが扱う米Recourse Technologies社の不正侵入検知システム『ManHunt』とおとりサーバー『ManTrap』を、伊藤忠テクノサイエンス(株)が扱う米トップレイヤーネットワークス社の不正アクセスユーザー対策向けアプライアンス『Secure Edge Controller』と『Attack Mitigator』を統合した製品。
ManHuntにSecure Edge ControllerのAPIコマンドを組み込むことで、ManHuntが不正侵入を検知したパケットをManTrapへリダイレクトするようになっている。これにより、ManTrapがネットワークへの不正侵入者の動きを記録して証拠を作ることができるうえ、ManHuntの機能で侵入経路を確定し、侵入元を追跡できるとしている。また、ManHuntをAttack Mitigatorのミラーポートに接続すればDoS攻撃にも対応できるという。