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マジックアワー、アニメーション対応3DCGソフト『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』を発売

2002年11月08日 19時57分更新

文● 編集部

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(株)マジックアワーは8日、ラジオシティーに対応したアニメーション作成機能を搭載する3次元CGソフト『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』を12月20日に発売すると発表した。販売は代理店経由で行なう。価格は39万円。併せて、米SolidWorks社のCADソフト『SolidWorks』のデータをマイクロソフト社のExcelで編集して3次元部品の管理表を自動作成するソフト『PSV/NAVIGATOR Ver.1.0』を発売する。

作業画面
『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』(イラスト調レンダリングの作業画面)

『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』は、SolidWorksの『SoidWorks2001』以降のCADソフトに対応した3DCGソフト。ラジオシティーを採用した独自の“ダイナミック・ラジオシティ”による精細な画像生成機能や、OpenGLでリアルタイム表示できる“マルチテクスチャ機能”を搭載しており、短時間でCGを利用したプレゼンテーションデータを作成できるのが特徴。従来のバージョンの機能に加えて、新たに、ラジオシティーによるアニメーション作成機能や、イラスト風レンダリング機能を追加したほか、AVI形式の動画データの出力も可能になった。

サンプル1 サンプル2
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アニメーション機能

アニメーション作成機能では、SolidWorksで作成した3Dモデルデータやラジオシティーレンダリングしたモデルデータを利用して、キーフレームアニメーションを作成できる。視点移動やフェードイン/フェードアウト、質感変更、形状の動きが可能。マウスやキーボード、時間指定、リンク機能などによる制御が行なえる。イラスト調レンダリング機能では、モデルデータをOpenGLでイラスト調レンダリング画像にリアルタイム変換できる。陰線消去やアウトライン表示、エッジ表示、トゥーンの階調などを変更可能。

そのほか、レンダリング機能も強化し、明度の低いテクスチャーに対する輝度計算の精度を高め、より自然な色合いのレンダリングが可能になり、処理も高速化したという。2D画像(JPEG/BMP)を背景として合成する機能や、素材ライブラリーの追加なども行なわれている。動作環境は、Pentium III以上のCPUを搭載し、OSにWindows 2000/98/Me/XPを搭載したパソコン。

操作画面
『PSV/NAVIGATOR Ver.1.0』(操作画面)

『PSV/NAVIGATOR Ver.1.0』は、SolidWorksで作成した3Dモデルデータを部品番号とともにCSV形式のファイルで出力し、Excelで読み込み、部品を管理できる機能を持つ。作成した3D部品管理表は自動でHTML形式に変換することもできる。Excel 2000以降に対応する。『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』にバンドルして出荷されるほか、単体でも販売する(出荷時期と価格は未定)。

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