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マジックアワー、ラジオシティーでイラスト調の変換が行なえる『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』を発表

2002年07月01日 23時25分更新

文● 編集部

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(株)マジックアワーは1日、3次元CADデータをリアルタイムにイラスト調の画像に変換できるCGソフト『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』を開発したと発表した。これは米ソリッドワークス(SolidWorks)社の機械設計向け3次元CADソフト『SolidWorks』用のアドインソフトで、2001年9月に発表した『PowerSketch/Real for SolidWorks』の最新バージョンとなる。価格は39万円の予定で、年内に代理店の(株)大塚商会と(株)住友金属システムソリューションズの2社から販売を開始する予定。

ラジオシティレンダリング
従来からの機能である“ラジオシティレンダリング”で表示
トゥーンレンダリング
イラスト調の表示に変更するとイメージが大きく変わる
水彩調にもできる
アウトラインの線幅を調整することで水彩調の表現も可能

『PowerSketch/Real for SolidWorks Ver.3.0』は、3次元CADで作成したCADデータを取り込み、テクスチャーマッピングやアルファブレンディング、リフレクションマッピング、リフレクションレンダリング、ラジオシティレンダリングなどの処理をリアルタイムで実行して表示できるソフトで、Ver.3.0では3次元データをイラスト調のイメージに変換する“トゥーンレンダリング”機能が追加された。これは3次元データをそのまま2次元表示用にイラスト調にレンダリングするのではなく、ラジオシティーによる3次元の計算結果に対してイラスト調の変換を行なうもので、視点や色変更がリアルタイムで自由に行なえるのが特徴。表示はOpenGLで行なう。アウトラインの抽出や稜線の抽出を自動で行なえるため、陰線消去した画像も作成できる。

分解図も
陰線消去してプリンターの分解図なども作成できる

また、作成した3次元画像は同社独自のWeb3Dフォーマット“PSV形式”で圧縮され、ホームページ(HTML形式)やオフィスソフト(各種Office形式)上で利用できる。同社では、当初、手描き風イラストの需要が高い建築分野向けに販売するほか、インテリアデザイン専用CADソフト『PowerSketch』やOEM製品に順次組み込んでいく予定としている。

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