(株)東芝は7日、モバイルノートパソコンの新ラインナップとして、コンバーチブル型のタブレットPC『DynaBook SS 3500』を8日に発売すると発表した。
コンバーチブル型のタブレットPC『DynaBook SS 3500』 |
同製品は、液晶パネル自体を180度回転させることで、ノートパソコンとしてもパネル形状としても利用できるコンバーチブル型タブレットPC。12.1インチ低温ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレー(横画面時1024×768ドット/縦画面時768×1024ドット、1677万色)を搭載する。タブレットは電磁誘導式で、DynaBook専用タブレットペンが付属する。
『DynaBook SS 3500』の背面 |
CPUに拡張版Intel SpeedStepテクノロジー搭載モバイルIntel Pentium III-M-1.33GHzを採用し、256MBのメモリー(SDRAM)と40GBのHDD(Ultra ATA/66対応)を搭載する。チップセットは、グラフィックスアクセラレーターを内蔵したTrident Cyber ALADDiN-TとALi M1535Bで、ビデオメモリーは16MB(メインメモリーと共有)。ワイヤレスLAN機能(IEEE 802.11b準拠)とBluetooth機能(Bluetooth V1.1準拠)を搭載する。
PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)で、コンパクトフラッシュカードスロットとSDカードスロットも装備する。内蔵モデムは56kbps(V.90対応)。インターフェースは、RGB、USB 2.0×2、マイク入力、赤外線通信(IrDA1.1準拠)、10/100BASE-TX、モデム用モジュラージャック、ヘッドホン出力。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、駆動時間は4時間。本体サイズは295×奥行き234×高さ32.8mm、重量は1.85kg。OSはWindows XP Tablet PC Edition。
製品は、Office XP Personalプレインストールモデル(型番:PP3501EP2HSU)と、Office XP Personalなしモデル(型番:PP3501EP2HST)の2種類が用意される。なお、Office XPプレインストールモデル/なしモデルともアドオンパック『Microsoft Office XP Pack for Tablet PC』を搭載している。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想小売価格は、Office XPなしモデルが27万円前後、Office XPプレインストールモデルが29万円前後。なお、いずれも購入から1年間、世界39地域で無料修理サービスを利用できるILW(制限付き海外保証)が付属する。
同社は、「今後は燃料電池や有機EL液晶などの最新技術を用いて、より薄型/軽量の使いやすいタブレットPCを市場に投入する予定」としている。