(株)デジオンは10月31日、DVDオーサリングソフト『DigiOnAuthor2 for DVD(デジオンオーサー2 フォーDVD)』を11月29日に発売すると発表した。価格は1万9800円。この製品から“DigiOnAuthor”シリーズの販売はイージーシステムズジャパン(株)ではなくデジオンが行なう。
『DigiOnAuthor2 for DVD』 |
『DigiOnAuthor2 for DVD』は、ビデオキャプチャーからカット編集、オーサリング、DVDライティングまでを統合したDVDオーサリングソフト。初心者でも、ビデオを取り込んで、製品に付属する背景やボタンなどのテンプレートを利用すれば、DVDを作成できるのが特徴。3月に発表した『DigiOnAuthor for DVD』からエンコード機能が強化されており、可変ビットレートに対応したほか、同一ディスク内でのタイトル単位でのエンコード設定が可能になった。また、ドルビーデジタル方式に対応したことで音声を圧縮でき、長時間の映像の画質を落とさずにDVDを作成できるようになったという。
そのほか、DVD-RやDVD-RAMに記録されているタイトルを取り込む“DVD取り込み機能”や、ビデオ(アナログ/デジタル)を読み込む“キャプチャ機能”、取り込んだビデオにイン/アウトポイントを指定できる“カット編集機能”、自動的に再生するタイトルを設定できる“ファーストプレイタイトル機能”、詳細設定が行なえる“DVDナビゲーション機能”なども追加されている。読み込めるファイル形式は、ビデオがAVI/MPEG-1/-2、静止画がBMP/PNG/JPEG、サウンドがWAVE。書き出せるファイル形式は、ビデオが、アプリケーション使用時がDVD-Videoで、Adobe Premiereプラグイン使用時がMPEG-1/-2となる。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000 Professional/XP。ハードウェアは、600MHz以上のCeleronまたは500MHz以上のPentium互換CPU、128MB以上のメモリーが必要。
同社では、このパッケージ版から一部機能を制限した『DigiOnAuthor2 for DVD L.E.』を、カノープス(株)が製品のバンドル用に採用することが決まっているという。