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ソニー、業務用機器の展示会“SONY Business Solution 2002/3”を開催

2002年10月24日 18時29分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニーマーケティング(株)は24日、法人向けのソニー業務用機器展示会“SONY Business Solution 2002/3”を都内で開催した。

会場
“SONY Business Solution 2002/3”の会場。写真はアミューズメントゾーンの様子

同展示会は、法人関係者向けに最新ハードウェアやデジタルコンテンツ技術、新たなビジネスモデルなどを紹介するもの。“オフィス”“教育・研究”“セキュリティ”“CATV”“アミューズメント”“コンテンツ制作”の6分野別にソニーのビジネス用途向け製品を紹介するほか、IPネットワークのデモ等も行なわれた。

PVM-L2
業務用トリニトロンカラービデオモニター『PVM-L2シリーズ』

業務用トリニトロンカラービデオモニター『PVM-L2シリーズ』は、既存機種の基本機能を継承しつつ、本体背面に各種オプションボードの装着が可能なオプションスロットを搭載した業務用カラーモニターの新製品。

対応可能なオプションボードは、SDI4:2:2入力アダプター『BKM-120D』、アナログコンポーネント入力アダプター『BKM-129X』、SDTI-CP/SDI入力アダプター『BKM-150CP』。これにより、標準装備のアナログ入力のほかSDI入力アダプターによるデジタル対応も可能となる。また、今後i.LINK(IEEE 1394)入力アダプターにも対応する予定という。

製品ラインナップは、20インチの『PVM-20L2』(24万8000円)、14インチの『PVM-14L2』(14万5000円)、9インチの『PVM-9L2』(14万4000円)の3機種。いずれも2003年1月発売。

PVM-L2背面
本体背面の左部分にオプションスロットを搭載している

参考出展された業務用のワイヤレスカメラは、既存の映像制作用カメラにワイヤレスキットを装着したもので、カメラで撮影した映像をワイヤレス通信で受信システムに送信、モニターに表示するというもの。これにより近隣の中継放送であれば面倒なケーブルセッティングなしで撮影を行なえるという。2.4GHz帯を利用しており、カメラとアクセスポイントの最大距離見通しは500m程度。来年製品化される見込み。

ワイヤレスカメラ
業務用ワイヤレスカメラ。カメラの後部に装着されているのがワイヤレスキット

シングルチャンネルサーバー『NSP-100』は、インターネット/イントラネット網を利用してMPEG-2映像を受信/蓄積/送出できる。ネットワークプロトコルにTCP/IPを、転送プロトコルにFTPを利用しており、コンテンツやプレイリストの一括送信も可能。40GBのHDDを搭載し、MPEG-2(4Mbps)で約18時間の動画を蓄積可能。

NSP-100
シングルチャンネルサーバー『NSP-100』

全方位映像制作サービス事業“FourthVIEW”は、同社の全方位カメラ『FC2』を利用して全周囲360度の空間映像を撮影、専用オーサリングシステムや再生ソフトにより、ユーザーが視点を自由に選択できる360度映像を実現するもの。現在、FourthVIEWの技術を採用したプレイステーション2用の音楽ビジュアルソフトやゲームソフトがリリースされている。

京浜急行
“FourthVIEW”の技術を採用したPS2用タイトル『THE 京浜急行 ~Train Simulator Real』(31日発売)のデモ

新開発の高開口1.3インチLCDパネルを採用した液晶プロジェクター『VPL-FX51』と、HD画像の同期再生が可能なビデオサーバー『VSR-2000A』を利用したハイビジョン3D映像システムも紹介された。液晶プロジェクターの光学特性に適した新設計の偏光板を採用することで、高輝度かつクロストークの少ない自然な立体映像を実現するという。

3D映像
ハイビジョン3D映像システム。写真右側にあるビデオサーバーとスクリーンの後ろにある液晶プロジェクター2台を利用して、3D映像をスクリーンに映し出している
VSR-2000A
マルチアクセスビデオサーバー『VSR-2000A』。最大5チャンネルの高精細ハイビジョン映像を送出可能

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