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TEPIA、エコとユビキタス技術に焦点を当てた“次世代カーとITホーム”展を開催

2002年09月05日 23時54分更新

文● 編集部 佐々木千之

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展示会場はTEPIAプラザの1階にあり、“次世代自動車技術ゾーン”“ITホームゾーン”などに分かれており、燃料電池車の仕組みやブロードバンドネットワークを使った遠隔地からの家電コントロールなど、いくつかのキーとなる技術展示ではコンパニオンの説明を聞きながら実際に動作するところを見ることができる。

ゆったりじっくり見られる展示会場

以下、展示の中からいくつかを画像で紹介する。

スズキ(株)の近距離移動用電気自動車“Covie”
スズキ(株)の近距離移動用電気自動車“Covie”。家庭に供給される天然ガスから水素を取り出して利用する燃料電池によって充電する仕組み
大同メタル工業(株)の“ミニ燃料電池車”
大同メタル工業(株)の“ミニ燃料電池車”。見た目は子供が遊ぶ電動スクーターだが、後部の専用ボンベから水素を座席下の小型の固体高分子型燃料電池に供給し、その電気で動く。25kgの子供を乗せて連続4時間稼働するという
ミニ燃料電池車後部の水素ボンベ
ミニ燃料電池車後部の水素ボンベ
TEPIAによる燃料電池自動車の実演模型のデモの様子
TEPIAによる燃料電池自動車の実演模型。水素を使って燃料電池を動作させ、モーターを回すデモを見せてくれる
日産自動車(株)の2人乗り超小型電気自動車“ハイパーミニ”
日産自動車(株)の2人乗り超小型電気自動車“ハイパーミニ”。一部の都市で試験的に運用しているという
国土交通省関東地方整備局によるITS概念模型
国土交通省関東地方整備局によるITS概念模型。ITSの機能やサービスをビデオと模型で説明する
東芝テスコ(株)による“ETCレーン走行体験シミュレータ”
東芝テスコ(株)による“ETCレーン走行体験シミュレータ”。3次元コンピューターグラフィックスで表現されたETCゲート通過をさまざまな時間や天候のもとで体験できる
クラリオン(株)が開発中の車載用総合情報端末“AutoPC CADIAS”
クラリオン(株)が開発中の車載用総合情報端末“AutoPC CADIAS”。OSにWindows CE for Automotiveを採用しており、2003年以降に発売予定という
日本ユニシス情報システム(株)、本田通信工業(株)、(株)ポピンズコーポレーションの3社が共同開発した映像監視システム“パルビューシステム”
日本ユニシス情報システム(株)、本田通信工業(株)、(株)ポピンズコーポレーションの3社が共同開発した映像監視システム“パルビューシステム”。360度全方位を一度に撮影できる特殊カメラを使いながら、任意の視点を切り出して拡大できる。保育園で自分の子供をインターネット経由で見られるシステムとして運用されているという
(株)東芝のITホームネットワーク端末“FEMINITY”
(株)東芝のITホームネットワーク端末“FEMINITY”。電子レンジや洗濯機、冷蔵庫などをBluetoothでネットワーク化しインターネット上の情報をもとに家事のサポートや家電のメンテナンスを行なうという
(株)ゲン・テックの簡易型視線入力システム“Eye can”
(株)ゲン・テックの簡易型視線入力システム“Eye can”。ディスプレーの上に設置したカメラで視線の動きを読み取り、視線の移動だけで文字入力が可能。障害者や老齢者などに向けて、年内に商品化の予定という
AIBOを無線LANによってコントロールするシステム
AIBOを無線LANによってコントロールするシステム。中央にはAIBOの頭のカメラからの映像が映っている。サテライト会場からネットワーク経由でコントロールするデモも予定しているという
AIBOのカメラからの映像をFOMAを通じてモニターしているところAIBOのカメラからの映像をFOMAを通じてモニターしているところ
(株)アニモの“コーパスベース波形生成アルゴリズム(開発:富士通研究所)”による合成音声を視聴できるデモ
(株)アニモの“コーパスベース波形生成アルゴリズム(開発:富士通研究所)”による合成音声を視聴できるデモ。同じテキストを“喜び”“怒り”“悲しみ”などの感情を込めて発声できる
日本IBM(株)、シチズン時計(株)によるモバイル端末『Watch Pad 1.5』
日本IBM(株)、シチズン時計(株)によるモバイル端末『Watch Pad 1.5』
凸版印刷(株)によるE Ink電子ペーパーの展示
凸版印刷(株)によるE Ink電子ペーパーの展示。非常に薄いフィルム状のディスプレーとなっている

展示はのんびり見ても1時間強あれば十分に回れる。内容としては自動車関連、IT家電関連ともに、東京モーターショーなどすでにイベントで公開済みのものがほとんどで、目新しさという点からは少し弱いが、無料であるということと、3ヵ月に渡る長期の常設展示のため、それほど人混みを気にすることなく(特に平日)じっくり見ることができるのはメリットと言えるだろう。

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