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ヤマハ、イーサアクセスVPNルーター『RTX1000』を発売

2002年09月04日 20時23分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は4日、ブロードバンド回線を利用したVPN(Virtual Private Network)と、自動回線バックアップ機能に対応したVPNルーター“ヤマハ イーサアクセスVPNルーター”『RTX1000』を10月中旬に発売すると発表した。価格は11万8000円。SOHOや企業の多拠点ネットワーク構築向けに販売する。

『RTX1000』
『RTX1000』

『RTX1000』は、ADSL/CATV/FTTH/ISDN/高速デジタル専用線/IP-VPN/フレームリレー/広域イーサネットなどの回線に対応したVPNルーター。最大スループットは100Mbpsで、インターネットVPN(3DES使用時)が最大23Mbps。WANプロトコルはPPP/PPPoE/MP/フレームリレーに対応し、VPNは、IPsec+AES、3DES、DES+IKE(鍵交換)、ダイアルアップVPN、PPTP+RC4をサポートする。最大VPNトンネル数は30。優先制御や帯域制御などのQoSをサポートするほか(12月より順次)、IPv4/IPv6の動的/静的フィルタリングやIPv4不正アクセス検知(IDS)などのファイアーウォール機能と、回線障害時にも通信を維持するLANインターフェース間の自動回線バックアップ機能を搭載する(ISDN、VPN、Ethernetに対応)。IPv6は、ネイティブ/トンネル/デュアルスタックをサポートし、プロトコルはRIPngに対応する。

LANポートとしてAuto MDI/MDI-X対応の10/100VASE-TX×3ポート(うち1ポートはスイッチングHub)を、ISDNポートとしてS/T×1ポートを装備するほか、設定用のシリアルポートを装備する。設定はTELNET、TFTP、遠隔地のRTシリーズルーターからISDNを経由したリモートセットアップなどが可能。ルーター機能はDHCPサーバー/クライアント/リレーエージェント、DNSリカーシブサーバー、PROXY ARP、NTPクライアント、LANセカンダリーアドレス設定、PIAFS 32k/64k、BOD(MP/BACP)ほかに対応する。電源はAC100Vで、消費電力は7W。動作周波数が150MHzのMIPS32系CPUと16MBのSDRAM、4MBのフラッシュメモリーを搭載する。本体カラーはブルーで、サイズは幅220×奥行き141.5×高さ42.6mm、重量は750g。

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