ソニー(株)は7日、インターネットを利用した音楽や映像のデジタルコンテンツ流通において、さまざまな機器に対応できる独自の著作権管理/配信技術“OpenMG X”を開発したと発表した。同技術は、パソコンだけでなくAV機器や携帯機器などに直接コンテンツを配信するサービスにも利用できるほか、コンテンツの配信側がユーザーの端末機器での利用条件を設定できるのが特徴。同社ではデジタルコンテンツ流通の基盤技術として、音楽レーベルなどのサービス事業者など関連業界に広く提案していく。
“OpenMG X”は、- 配信側で再生期間や回数などの著作権管理情報をコンテンツに付与して暗号化するモジュール
- 各コンテンツの著作権管理情報をユーザーへ配信するためのサーバーモジュール
- “OpenMG X”対応アプリケーションを開発するためのクライアントモジュール
の3つのモジュールで構成される。今回、クライアントモジュールを応用したパソコン用ネットワークミュージックプレーヤー『MAGIQLIP(マジクリップ)』も併せて開発したという。
同社では、ハードウェアメーカーやソフトウェアベンダーなどへのライセンス提供を検討していくとしている。
