ソニー(株)は25日、半導体メディアやPCに対応したデジタル音楽コンテンツの著作権保護技術“MagicGate(マジックゲート)”(仮称)、および“OpenMG(オープンエムジー)”(仮称)を、著作権保護方式等を検討する業界団体SDMI(Secure
Digital Music Initiative)に提案したと発表した。
MagicGateは、ICチップとして半導体メディアや対応機器に内蔵する。半導体メディアと機器の間で認証を行ない、認証された場合にのみ音楽コンテンツの再生や移動を可能にするというもの。OpenMGは、PC用のハードウェアモジュールと対応ソフトウェアで構成され、音楽コンテンツを暗号化してハードディスク等に記録できる。同社はMagicGateとOpenMGを、小型IC記録メディア『メモリースティック』やPCなどの音楽著作権保護技術として採用する予定という。
また同社は、音楽コンテンツ配信技術“Super MagicGate(スーパー
マジックゲート)”(仮称)も併せて開発し、SDMIや関連業界に提案した。Super
MagicGateは対応サーバーと対応機器で構成され、音楽コンテンツを暗号化した状態でサーバーから配信し、対応機器でのみ利用できるというもの。コンテンツ使用条件や課金情報などのサービス利用条件も設定可能。
