まだまだ増殖傾向のi845E/G/GLマザーボード。今度はGigabyteから2種類、ECSから1種類、合計3製品が登場してきた。
GigbyteからはMicroATXで2種類
左:GA-8IGML-T、右:GA-8IEML-T。型番は1字違いだがデザインはかなり異なる |
Gigabyteから登場したのは、i845Eを採用した「GA-8IEML-T」とi845Gを採用した「GA-8IGML-T」。いずれもMicroATXフォームファクタとなっている。
ボードのデザインは両者でかなり異なったものとなっているが、拡張スロットはともにAGPX1、PCIX3、DIMMX2。Realtekのイーサネットコントローラ“RT8100BL”、同じくRealtekのAC'97コーデック“ALC650”を搭載するところも同じだ。
FSB設定範囲は100MHz~355MHz、PCIクロックの変更も可能。またFSB/メモリクロック設定はGA-8IGML-Tが2.5倍までと標準的だが、GA-8IEML-Tもマニュアルを見る限り、Albatronの「PX845E」と同じく2.66倍設定を持っている。
価格はGA-8IEML-Tがコムサテライト2号店で1万4600円、同1号店で1万4780円、TSUKUMO eX.で1万4979円、コムサテライト3号店で1万4980円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万5500円。このほかOVERTOPでも入荷を確認している。GA-8IGML-Tはコムサテライト2号店で1万5480円、同1号店で1万5500円、TSUKUMO eX.で1万5799円となっている。
FSB/メモリクロック2.66倍設定を持つGA-8IEML-T |
ECSからは初のi845Eマザーボード
ECSから登場したのは同社初となるi845Eマザーボード「L4IBAE」。ニックネームは“サムライの風格”だ。意外や、i845E/G/GL系マザーボードでは有力メーカー中ECSが最後発となった。
こちらはATXフォームファクタを採用、拡張スロットはAGPX1、PCIX6、CNRX1、DIMMX3。Realtekのイーサネットコントローラ“RT8100B”を搭載。マニュアルを見る限りではコア電圧は自動設定、FSB設定の項目もないなど“遊べる”製品ではなさそうだが、価格はコムサテライト2号店で1万2800円、TSUKUMO eX.で1万3499円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万3800円と安価だ。
なお、初回出荷版はウルトラエックスのPC診断ソフト“W.S.T”がバンドルされる限定版となっているが、ショップによると今回の初回入荷の時点で“W.S.T”がバンドルされているものといないものが混ざっていたとのこと。初回限定パッケージは本当にごく少数であるようだ。
こちらのネットワークコントローラは“RT8100B”。初回限定版としてPC診断ソフト“W.S.T”がバンドルされる |