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正式発表後にもi845E/G/GLマザー続々登場、Intelからはなんと12モデル!

2002年05月22日 00時00分更新

文● Jo_Kubota/小磯

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ASUSTeKからは数少ないMicroATX版i845Gマザー、ただし高価

P4B533-VM
「P4B533-VM」
2万4500円
価格は2万4000円台

 小型のフォームファクタを採用するマザーボードのリリースに積極的なASUSTeKからはMicroATX版のi845Gマザーボード「P4B533-VM」が登場。ICH4内蔵コントローラによってネットワーク接続をサポートし、オンボードのUSB2.0端子×4に、ゲームポートといっしょになったUSB2.0ブラケットも同梱する。さらにサウンド機能としてはRealtek製のAC'97コーデック“ALC650”を搭載し、拡張スロットはAGP×1、PCI×3、DIMM×3という、実に無難な構成だ。FSBは可変で、メモリクロックはFSBに対して1.33倍設定が可能となっており、MicroATX版マザーボードでパフォーマンスを追求したい人なら見逃せないだろう。ただし価格は2万4800円と、ほぼ同じスペックのIntel製品と比べて6000円程度も高く、これがネックとなる場合があるかもしれない。



相変わらず価格が魅力のJetwayからはi845E/G/GLマザーがそろい踏み
i845GLマザーはATXフォームファクタ採用

販売中
他社製品と比較すると安価さが際立っている
845EDAK
「845EDAK」。IDE RAIDコントローラ搭載モデルもラインアップでは確認できる
845LDA
「845LDA」。AGPスロットが省かれている以外は「845GDA」と同じレイアウトだ

 徹底した安価路線が特徴のJetwayからはi845Eマザーボード「845EDAK」、i845Gマザーボード「845GDA」、i845GLマザーボード「845LDA」の3製品が登場。i845E/Gマザーボードは1万4000円程度、i845GLマザーボードは1万1000円程度で販売が始まっている。845EDAKはAOpen製品と同じく、Promise製のIDEコントローラによってUltra ATA/133へ独自に対応したのが特徴。AOpen製品とは異なり、ICH4内蔵コントローラとあわせて合計8台のATAPIデバイスを接続できるようになっている。拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1、DIMM×2。このほかオンボードではRealtek製のAC'97コーデック“ALC650”を搭載する。

 845GDAと845LDAは同一のPCBを採用するATXマザーボードだ。845GDAがALC650によってアナログ6ch出力をサポートするのに対し、845LDAでは対応していないのが、外観上における、AGPスロットの有無以外の主な相違点だ。ATXフォームファクタを採用するi845GLマザーボードはこれがはじめてとなる。このほか拡張スロットはともにPCI×5、CNR×1、DIMM×2。

 3製品ともにFSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能。VCoreはマニュアルによるとデフォルトのほか1.600~1.800Vの範囲を0.025V刻みで設定可能となっている。Northwoodコア版Pentium 4のVCoreは1.500Vであるため、マニュアルどおりであれば、VCoreの過電圧設定にはかなりの危険が伴いそうだ。AGPスロット供給電圧は1.5/1.6V、DIMMスロット供給電圧は2.5/2.6/2.7/2.8Vの中から選択可能。i845Gマザーボードである845GDAではシステムバス533MHz版Pentium 4使用時にPC2700 DDR SDRAMの利用が可能となっているほか、システム400MHzにしか対応しないはずの845LDAでも、FSB 133MHz設定時にはPC2700 DDR SDRAMに対応するというナゾの表記もマニュアル上には見える。



Abitからはi845Gマザー、Chaintechからはi845Eマザー

BG7
「BG7」。AC'97コーデックはALC650

 先にi845E搭載製品「BD7II」などが登場しているAbitからはi845Gマザーボード「BG7」が、逆にi845Gマザーボード「CT-9BJF」が先行していたChaintechからは今週になってi845Eマザーボード「CT-9EJL」がそれぞれ登場した。BG7はIDE RAIDコントローラ用の空きパターンがない分BD7IIとは微妙にレイアウトが異なるものの、AGP×1、PCI×5、DIMM×3という拡張スロット構成は同じ。FSBは100~250MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、VCoreとAGPスロット/DIMMスロット供給電圧も可変。一方でPC2700 DDR SDRAMの利用はサポートされないのでこの点は注意が必要だろう。USB端子はオンボードで2つ、光デジタル入出力やアナログサラウンド出力とセットになったブラケット上に2つ用意されている。



サッカーボール スペックシール
ちなみに「BD7II」は突然新パッケージで流通が始まった。2度目の入荷から突然このサッカーボールが描かれたものになっているパッケージ裏面を見ると、スペックがシールで貼られている。ひょっとすると、FIFAワールドカップの期間中、Abit製品はすべてこのパッケージ入りになるのかもしれない
販売中 CT-9EJL

 CT-9EJLはコンデンサの数など微妙に異なるものの、PCBレイアウトはCT-9BJFとほとんど同じ。拡張スロットがAGP×1、PCI×6、CNR×1、DIMM×2で、C-Media製のサウンドチップとRealtek製のネットワークコントローラを搭載しているのも変わりない。なお、CT-9BJFでは記載のあったレジスタードDDR SDRAM対応の表記が今回は見られなくなっている。



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