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一風変わったi845E/i845Gマザーが2社から発売

2002年07月05日 22時40分更新

文● 編集部

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 そろそろ出揃った感のある、FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4対応の“i845E/G”チップセット搭載マザーボード。だが今週になって、これまでになかったタイプの製品もTyanとJetwayから登場してきた。

サーバ用モデルも用意されるTyan製i845Eマザーボード
Gigabit NIC用とビデオチップ用パターンを用意

Trinity i845E Gigabitネットワークコントローラ用ランド
ビデオチップ用ランド 外部インターフェイス
「Trinity i845E」。個性的な空きパターンが印象的だ。4連のUSB2.0端子も珍しい

 Tyanから投入されたのはi845Eマザーボード「Trinity i845E」(型番:S2099ANR)が登場。AGP Pro×1、PCI×5でPromise製のIDE RAIDコントローラを搭載、ICH4内蔵コントローラによってネットワーク接続をサポートする製品がUSER'S SIDE本店で1万6800円にて販売中だ。同製品がユニークなのは、ボード状にGigabitネットワークコントローラとビデオチップ“Rage XL”用の空きパターンを持つこと。Tyanの製品ラインアップによればGigabitネットワークコントローラを搭載し、AGPスロットの代わりにRage XLを搭載する製品“S2099GNNR”が用意されており、USER'S SIDE本店によれば入荷の可能性もあるとのこと。“AGP+Gigabitネットワークコントローラ”というモデルが登場する予定はいまのところなく、コンシューマ向けのGigabitネットワーク対応マザーボードはお預けとなってしまうものの、発売されれば安価なサーバ用マザーボードとして新たな需要を生むかもしれない。



845G PRO Anti Crush Design
オープンエアイヤホン vertual rear sound effect
「845G PRO」。基本的には従来製品にRecovery Geniusが追加されただけだが、どこかで見たような形状のイヤホンが個性をアピールしている

 一方、Jetway製i845Gマザーボード「845G PRO」の仕様は、先に登場した同社製ATXマザーボード「845GDA」そっくり。違いはシステムプロテクトやデータバックアップなどの機能を持つJetway独自のBIOS機能“Recovery Genius”搭載程度で、Jetway製品としてみれば別段珍しいものではない…のだが、なぜかオープンエアのイヤホンが同梱されているとなれば話は別だ。搭載するサウンド機能はアナログ4ch出力の標準的なAC'97コーデックであり、特別どうということはないにも関わらず、わざわざ“Jetway”ロゴ入りのイヤホンを同梱してくるのはある意味新鮮。量販店で販売されているような外観のイヤホンが、パッケージのシールでうたう“バーチャルリア出力効果”を可能にしているのかはやや疑問が残るところだが…。

 価格はコムサテライト2号店で1万2780円、若松通商エルプラザで1万2980円と、Jetwayらしく今回も安価ながら、FSB設定は100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、FSB+33MHzのDIMMクロック設定も保持。VCoreは1.600~1.800Vの範囲を0.025V刻み、AGP供給電圧は1.5/1.6V、DIMMスロット供給電圧は2.5/2.6/2.7/2.8Vの範囲で設定可能だ。



845GFML
JetwayからはあわせてMicroATXのi845Gマザーボード「845GFML」も登場。オーバークロック設定は845G PROと同じで、価格はコムサテライト2号店で1万2380円、若松通商エルプラザで1万2800円
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