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Iwillからもi850Eマザー「P4R533-N」が登場、やはり条件付きでPC800-45に対応

2002年05月17日 00時00分更新

文● Jo_Kubota

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パッケージ

 IntelとASUSTeKに続き、パフォーマンスセグメント向けの製品投入に積極的なIwillからも“i850E”チップセットを搭載したマザーボード「P4R533-N」が登場した。P4R533-Nは、i850Eチップセットを採用し先日発表されたばかりのFSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4に対応する。ソケットは当然478ピンだ。構成はAGP×1、PCI×5となっておりオンボードでC-Media製のサウンドチップとRealtek製のネットワークコントローラを搭載している。また同社がオプションで用意している SuperAudio(光デジタル入出力ブラケット)も接続可能。メモリスロットはRIMM×4であり、2本単位で増設する点は他のi850Eマザーと変わらない。



P4R533-N
「P4R533-N」。メモリスロットの配置などはASUSTeK製i850Eマザーボードとよく似ている
マニュアル
PC800-45ほかのRDRAMモジュール対応をうたうマニュアル
PC1066
MCH上に置かれたヒートシンクには「PC1066」の文字が

 RDRAMと言えば気になるのは搭載できるメモリモジュールについて。Intel純正マザーボードではPC800-40 RDRAMが要求され、ASUSTeKは「P4T533-C」においてNEC(Elpida)製品以外ならばPC800-45でも問題なく動作するの見通しを示しているが、Iwillではマニュアルにおいて、PC800-45/PC800-40/PC1066-35/PC1066-32の4タイプについて対応をうたっている。また同社のウェブサイトには動作確認をしたRIMMモジュールが公開されており、それを見る限りNEC(Elpida)製メモリはASUSTeK同様サポート外になりそうだが、それ以外のメジャーベンダ製ならばPC800-45でも問題なさそう。もちろん記載されていないメモリを使用する場合は人柱となってしまうが、動作確認リストに載っているメモリを持っている人ならば安心して使用できる点は心強い。
 話題のみが先行し一向に製品が出て来ないPC1066 RDRAMにも対応しているのはASUS P4T533-Cと同じだ。PC1066が使用できるのはシステムバス533MHz時という点も変わらない。



外部インターフェイス

 FSB設定は不明だが、VCoreは1.100~1.850まで0.025V刻みで設定可能となっており、価格は高速電脳とT-ZONE.PC DIY SHOPで2万800円、TSUKUMO eX.で2万1479円。i850EマザーボードではじめてUSB2.0がサポートされていない製品であり、USB2.0が不要という人なら買い得感は高いだろう。



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