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米リアルネームズ、営業を停止――インターネットキーワードが暗礁に

2002年05月14日 19時54分更新

文● 編集部

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インターネットキーワードサービスを手がける米リアルネームズ(RealNames)社は現地時間の13日、営業を停止すると発表した(※1)。現在、すでに社員83名を解雇し、清算手続きに入っている模様。サービスの終了予定日は6月30日。国内では、(株)フォーバルテレコムが日本におけるインターネットキーワードの独占販売事業者となっている。

※1 今回のリアルネームズ社のサービス終了と日本語ドメイン名(国際化ドメイン名)とは無関係であるとのコメントを“JDNA(日本語ドメイン名協会)よりいただいている。詳細については、http://www.jdna.jp/を参照いただきたい。

リアルネームズ
リアルネームズのホームページ

リアルネームズは、たとえば「www.ascii.co.jp」といったドメイン名ではなく「アスキー」というキーワードを使うことでウェブにアクセスできるようにし、そのキーワード登録によってビジネスを行なう会社として非常に大きな関心を集めていた。今回の清算は、米マイクロソフト社が契約の更新を拒否したことが直接の理由で、CEOであったKeith Teare氏が個人的なウェブページでそのいきさつを公開している。

Keith Teare氏のページ
Keith Teare氏のページ

基本的には、マイクロソフト社がDNSの次のサービスとして「キーワード」ではなく「サーチ」を選択したことがポイント。IEという圧倒的なシュアを持つ企業との契約に依存しすきぎことが結果的に致命傷となった。

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