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ソニー、“バイオノート”夏モデルを発表――変身するバイオ“バイオノートNV”が登場

2002年05月13日 15時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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バイオノートGRは、最新の高性能を追求したハイエンドフラグシップモデルである『PCG-GRX』シリーズと、薄型/軽量による機動性や使いやすさを追求した操作性/拡張性を重視した『PCG-GR』シリーズで構成される。今回発表されたのは、PCG-GRXシリーズ2モデル『PCG-GRX81G/P』『PCG-GRX71』と、PCG-GRシリーズ1モデル『PCG-GR5N/BP』の計3モデル。

バイオノートGR『PCG-GRX』
バイオノートGR『PCG-GRX81G/P』

『PCG-GRX81G/P』は、TV録画/管理/再生統合ソフト『Giga Pocket LE』を搭載したモデル。MPEG-2リアルタイムハードウェアエンコーダー“MPEG2 R-Engine”を本体に内蔵しており、付属のTVチューナー内蔵ポートリプリケーターを利用することで、リアルタイムでTV番組を録画可能。先月末に発売されたGiga Pocket搭載のバイオC1がTVを持ち運べる喜びを追求しているのに対し、今回のPCG-GRX81G/Pは、自分の部屋に置いてTVを楽しむスタイルを提案している。

TVの録画モードは、“高画質”(MPEG-2:8Mbps/720×480)と“標準”(MPEG-2:4Mbps/720×480)から選択可能で、最大録画時間は高画質8時間、標準16時間。バイオノートGRにプレインストールされている『Giga Pocket LE』は、バイオC1のそれとは異なり、付属のリモコンで操作が可能。なおワイド液晶には対応していない。

『PCG-GRX71』は、春モデルと同じく3DCG作成ソフト『LightWave 3D express for VAIO』が付属するモデルとなっている。

本体仕様は、『PCG-GRX81G/P』がCPUに拡張版SpeedStepテクノロジー搭載モバイルPentium 4-M-1.70GHzを、『PCG-GRX71』が拡張版SpeedStepテクノロジー搭載モバイルPentium 4-M-1.60GHzをそれぞれ採用する。

また2モデルとも、512MBのメモリー(DDR-SDRAM)と40GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。チップセットはIntel 845MPチップセット、グラフィックスアクセラレーターはATI MOBILITY RADEON 7500、ビデオメモリーは32MB。16.1インチUXGA(1600×1200ドット/1677万色)対応TFTカラー液晶ディスプレーを装備する。さらに、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを備えており、書き込み/読み込み速度は、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き込み10倍速、CD-ROM読み込み24倍速、DVD-ROM読み込み8倍速となっている。

外部接続端子は、USB×3、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、ステレオヘッドホン出力、マイク入力、AV出力、プリンターポート、外部ディスプレー出力、モデム用モジュラージャック、ポートリプリケーターコネクター。マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。PCカードスロットはTypeIII×1またはTypeII×2(CardBus対応)。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。ポインティングデバイスはインテリジェントタッチパッドとバックボタン付きセンタージョグ。

バッテリーはリチウムイオンバッテリー。バッテリー駆動時間は、PCG-GRX81G/Pが標準バッテリー1個搭載時で2~3時間、バッテリー『PCGA-BP2NX』×2個搭載時で4~6時間。PCG-GRX71が、標準バッテリー1個搭載時で2~3.5時間、バッテリー『PCGA-BP2NX』×2個搭載時で4.5~7時間。2モデルとも本体サイズは幅355×奥行き292×高さ44.4mm、重量が3.8kg(バッテリー1個とCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ搭載時)。なお、PCG-GRX81G/PにはGiga Pocket LE/DVD用赤外線リモコンが付属する。OSは、PCG-GRX81G/PがWindows XP Professional、PCG-GRX71がWindows XP Home Edition。

また、PCG-GRX81G/Pに同梱されるポートリプリケーターは、TVチューナーを内蔵し、USB×2、シリアルポート、ステレオ音声入出力(金メッキ)、S映像入出力(金メッキ)、外部ディスプレー出力、TVアンテナ入力、プリンターポート、キーボード/マウス、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、コンポジットビデオ入出力(金メッキ)を装備する。

バイオノートGR『PCG-GR』
バイオノートGR『PCG-GR5N/BP』

『PCG-GR5N/BP』は、携帯性を重視した15インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)搭載モデル。CPUに拡張版SpeedStepテクノロジー搭載モバイルPentium III-M-1.13GHzを採用し、256MBのメモリー(SDRAM)と30GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。チップセットはIntel 830MPチップセット、グラフィックスアクセラレーターはATI MOBILITY RADEON-D、ビデオメモリーは16MB。CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを備えており、書き込み/読み込み速度は、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き込み10倍速、CD-ROM読み込み24倍速、DVD-ROM読み込み8倍速となっている。

外部接続端子は、USB×3、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、ステレオヘッドホン出力、マイク入力、AV出力、プリンターポート、外部ディスプレー出力、モデム用モジュラージャック、ポートリプリケーターコネクター。マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。PCカードスロットはTypeIII×1またはTypeII×2(CardBus対応)。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。ポインティングデバイスはインテリジェントタッチパッドとバックボタン付きセンタージョグ。

バッテリーはリチウムイオンバッテリー。バッテリー駆動時間は、標準バッテリー1個搭載時で2.5~3.5時間、バッテリー『PCGA-BP2NX』×2個搭載時で5~7時間。本体サイズは幅325×奥行き269.5×高さ39.8mm、重量が3.3kg(バッテリー1個とCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ搭載時)。OSはWindows XP Professionalで、Office XP Personalをプレインストールする。

3モデルとも25日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、PCG-GRX81G/Pが37万円前後、PCG-GRX71が32万円前後、PCG-GR5N/BPが24万円前後。

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