昨年の夏に市場に登場したCPUクーラー「静香ちゃん」。同製品は当時としては8cm角ファンを装備しながらファンの回転数も変速タイプとなっている珍しいものだった。その後継製品とも言うべきCPUクーラーが店頭に並びだした。前作がユニークな名前だったため、今回もひょっとすると…と期待してしまいそうだが、「MIPROCOOLII」というごく一般的な製品型番のみの表記となっている。ただし、その外観は前作の面影を残しながらも、インパクトの強いものとなっている。
前作(左)との比較。ヒートシンクサイドを広げて8cm角のファンを搭載する構造には変化がないが、若干サイドの形状が変わっている | ヒートシンク底面の穴にサーミスタを入れてファン回転数を変更する形式にも変化はない | |
サイドは銅メッキ | ヒートシンク底面のみが銅製 |
一見して分かる違いは、底面および8cm角のファンを搭載するために広げた両サイドが、アルミのシルバーからピカピカに輝く銅色になっている点。代理店によると、サイドは銅メッキでCPUコアと接触する底面のみが銅製であるという。
一方、前バージョンの特徴のひとつであったファンのヒートシンク温度の変化による回転数変速機能は、今回もヒートシンク底面の穴にサーミスタを通すことで実現している。ただし、回転数の範囲が1300rpm~3000rpmであったものが、今回は1800~3600rpm(10%の誤差あり)と変更になっている点は注意が必要。何度くらいでどのくらいの回転数になるという資料がないため、最高値の3600rpmを念頭に入れておいたほうがいいだろう。騒音値は18~39.3dB。サイズは81(W)×81(D)×61(H)mm。販売を開始したのはCUSTOMで3980円となっている。
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