このページの本文へ

Ulead VideoStudio 6 日本語版

Ulead VideoStudio 6 日本語版

2002年06月06日 14時13分更新

文● 伊藤 裕也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Ulead VideoStudio 6 日本語版

ユーリードシステムズ

1万4800円

パーソナルユーザー向けのビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio」が1年ぶりにバージョンアップ、「Ulead VideoStudio 6 日本語版」として発売された。今回のバージョンでは新しいユーザーインターフェイスの導入をはじめ、さまざまな機能強化が図られている。

新インターフェイスで
さらに使いやすく

 「Ulead VideoStudio 6 日本語版」(以下、VS6)で特に注目したい強化ポイントは、「一新されたユーザーインターフェイス」「新しいMPEGエンジン」の2つだ。

図1 プレビューウィンドウの拡大表示。この表示モードはビデオの確認(プレビュー)専用で、字幕スーパーのインサートなどの編集はできない。
 メインウィンドウは従来の木目調の凝ったデザインから一新され、上端にコマンドが操作手順どおりに左から右へ並んで初心者にも分かりやすくなったブルーの「ステップガイド」と、素材や各種エフェクト、および編集中の動画/音声がタイムライン上に並ぶグレーの「パネル」というシンプルな構成になった。VS6ではさらに、「プレビューウィンドウの大型化」「拡張ストーリーボードの導入」など、細かい部分でのユーザーインターフェイスの強化も行っている。

 プレビューウィンドウが大型化されたといっても画面だけではピンとこないかもしれない。具体的には800×600ドット時にプレビューエリアは352×234ドット、1024×768ドットでは581×410ドットとなる。VS5では解像度にかかわらず320×240ドットと固定だったが、VS6では画像解像度に合わせてプレビューウィンドウのサイズが自動的に変わる仕組みになったためだ。従来はエフェクトやタイトルを入れた場合に微妙な位置が確認しづらかったが、VS6ではプレビューウィンドウ内の拡大表示も可能になっている(図1)。



図2 拡張ストーリーボードモードでは、メインウィンドウの大半をストーリーボードとして使用できるようになった。
 素材をピックアップして並べ、シナリオを組み立てるストーリーボード機能はVS5にもあったが、VS6の拡張ストーリーボードではプレビューウィンドウとタイムラインが隠され、右1/4に素材のサムネイルが並び、左3/4が大きなストーリーボードとなる(図2)。細かいシーンを多数組み合わせた長尺なビデオを作る場合や、全体の流れを把握したい状況で、非常に役立つ。

 また、VS6では新たに「オーバーレイ」「テキスト」という2つのトラックが導入された。これらはVS5の「タイトル」トラックに代わるもので、オーバーレイはメインのビデオにほかのビデオクリップやイメージクリップを重ね合わせ、テキストは字幕スーパーの表示を実現する。VS5ではタイトルトラックが1つしかなかったため、映像か字幕スーパーのどちらか一方しか適用できなかった(いったん結果をレンダリングし、再度読み込んで字幕を重ねるなど、複雑な手順が必要だった)が、VS6ではそれぞれが独立しているため、見せ方の工夫に幅が広がった。

 UIの改良以外でも、細かい部分でVS5からの進化を遂げている。例えば、VS6ではVS5までの加Ligos製MPEG2エンコーダに替えて独自エンコーダを搭載、4GB以上の大容量動画ファイルの書き出しに対応。さらに、IEEE1394ポート経由で接続したDV機器からの映像を、直接MPEG1やMPEG2形式に変換しつつHDDに記録する「MPEGダイレクトキャプチャ」、レンダリングキャッシュを改良し、ほぼ待ち時間なしに編集加工した映像の確認が行える「リアルタイムプレビュー」などの機能強化がなされている。

 価格はVS5と同じ1万4800円(アップグレード版は9800円)。最近低価格版が登場した「Adobe Premiere」などと比べると、トランジションエフェクトやテキストにアニメーションを適用する際の変化時間をユーザーが細かくコントロールできないなど、物足りない部分もあるが、DV-MPEG2のリアルタイムエンコードやDVDオーサリングなど、豊富な機能が手ごろな価格で揃うのはうれしい。個人が購入する統合ビデオソフトとしては、Premiere LEと並んで最有力候補のひとつに挙げられる。


Ulead VideoStudio 6 日本語版の主なスペック
製品名 Ulead VideoStudio 6 日本語版
対応OS Windows 98 SE/Me/2000/XP
CPU PentiumIII以上(同-700MHz以上を推奨)、Pentium 4対応
メモリ 128MB以上(256MB以上を推奨)
HDD 500MB以上(インストール用)+4GB以上(編集用)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン