(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは、デスクトップパソコンを無線LAN端末として利用するための11Mbps対応無線LAN USBアダプター『MN SS-LAN USB 11 HQ』の販売を23日に開始すると発表した。価格は1万5800円。併せて、同製品と同社が2月に発売した8M/1.5Mbps対応ADSLモデム内蔵無線ルーター『MN7530』をセットにしたブロードバンド無線LANパッケージ『MN7530無線LAN USBアダプタセット』の販売を4月20日に開始する。価格は5万2800円。
『MN SS-LAN USB 11 HQ』は、USBインターフェースを搭載したIEEE802.11b準拠の無線LANアダプター。デスクトップパソコンなどにUSB接続して使用する。無線アクセスポイントとして、今回セット販売するMN7530のほか、ADSL、CATV、光ファイバー用の11Mbps無線LAN対応ブロードバンドルーター『MN7500』、ADSL、CATV、ISDN、FOMA、PHS、アナログ回線用のマルチライン対応無線ブロードバンドルーター『MN128-SOHO Slotin』が利用できる。無線アクセスポイントを介した無線LAN通信のほかにも、同アダプターを接続したパソコン同士や、ノートパソコン用の11Mbps無線LANカード『MN SS-LAN CARD 11 HQ』/『MN SS-LAN CARD 11』を装備したノートパソコンなどとの無線LAN通信が可能となる。他社のIEEE802.11b準拠の無線LAN製品と相互接続が可能だが、他社製品との相互接続性は動作保証していないという。
最大伝送速度11Mbpsのときの伝送距離は屋内35m/屋外60m。暗号化機能として、40(64)/128bitWEPに対応するほか、同じ無線LANグループであることを認識するための無線グループID機能“SSID”、MACアドレス登録方式で無線アクセスポイントにアクセスできる無線LAN端末を限定する機能“無線端末限定機能”に対応する。無線端末限定機能は、無線アクセスポイントとしてMN7530/7500/128-SOHO Slotinを利用した場合だけ有効となる。サイズは幅117.5×奥行き36.0×高さ63.1mm、重量は約80g。
なお、MN7530の対応ADSL事業者は、“フレッツ・ADSL対応(NTT東日本・NTT西日本)”および“イー・アクセス認定”事業者。