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【ゲーム情報局】国産オンラインゲームの先行者「PHANTASY STAR ONLINE」成功を支えたバックエンド(後編)

2002年03月02日 00時00分更新

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ネットワークが当たり前の時代へ
DC版のサービスは続けます!

――今後の課題というと?

節:まずはゲームキューブ版ですね。

――ゲームキューブ版の発売に当たり、サーバ担当のスタッフが増えたりということは?(笑)

節:基本的には2人です(笑) 最近になって1人増えましたが。

スクリーンショット

――次々と対応ハードが増えるほど気になるのは既存のDCユーザーだと思うんですが、パッチを当てられないDC用に、“Service Pack 2”といいますか、PC版やゲームキューブ版などの追加要素を踏まえた「Ver.3」が発売される予定は?

節:…正直厳しいですね。いまDC買えないですからね。毎日のように「Ver.3作ってください」っていうメールはいただくんですが。

――DC版のユーザー数は若干減ったりしてますか?

節:一時期よりは、アクティブユーザー数は減ってますね。ただし、サービスを終える予定は今のところありません。ハードの販売が終わったことで不安になっている人も結構いるみたいなんですが、安心してください。ユーザーさんがいる限りは続けていきますので。

――となると、しばらくはPSOから離れられそうにない?

節:そうですね。PSOで何が辛いって、終わりがないんですよ。普通のゲームは完成すると「打ち上げだーっ!」っていって終わるんですが、これまでのゲームとはまったく違いますね。

――……家には帰れてるんでしょうか?(笑)

外:いい質問ですね(笑) DC版のトライアル版からVer.2までの間はもう(笑) いまは当時ほどではないですが、実際、いまでも何が起こるか分からないので、常に構えておかないといけない、というのはあります。

――DC版や移植版とは別に、「PSO2」を待つ声も多くなってきていますが。

節:PSO2はまだまだ企画段階です。こちらはサーバうんぬんもまだこれからですね。ただ、PSOが出たらほかにもネットゲームがたくさん出てくるかと思ったんですが、案外出てこなかった。ようやく最近、ちらほらと国産タイトルが出てきましたが、まだまだアドバンテージはあるんじゃないかなと思いますね。だからなるべく早く2を作りたいなと(笑) まだやってみたいことはいろいろありますので。

――まだやっていないことというのは?



スクリーンショット

節:ゲーム的にもサーバ的にも、まだおもしろいことはできそうなんですよ。まだ詳しくは話せませんが、PSOのロビーにはもともとある程度の人数が入れるじゃないですか。その部分をもうちょっとMMOにできるんじゃないか(※2)、とか。PSOにはPSOの良さが当然あるので、即MMOに流れていくとは思わないんですが、もうちょっと「みんなでできる」要素があればいいですよね。

※2 MO/MMO 最近よく聞かれるようになった“MMORPG”は“Massively Multiplayer Online Role-Playing Game”の略。つまり“多人数型オンラインRPG”で、1つのサーバに何百人、何千人が接続し、同時にプレイするRPG。「Ultima Online」や「EverQuest」などがこれに当たる。一方、言葉としてはあまり一般的でないが“MORPG”は“Multiplayer Online Role-Playing Game”。数名程度のパーティ単位でプレイするオンラインRPGで、つまりPSOはMORPGである。ただし一方でPSOには“ロビー”システムがあり、ここでは複数のプレーヤーがMMORPGのように一定数同時に存在できる。

――そうやってPSOが先に進もうかというところで、国内他社はようやく動き始めたような状態です。

節:みなさん、どこから手を付けていいかわからないんじゃないかと思います。ただ「バーチャファイター」が出たときも、しばらくは誰も真似できなかったのに、今では他社さんからも出ているのを考えると、しばらくすればコンシューマ向けオンラインゲームというのも当たり前になると思います。そのうち、いちいち“ネットワークゲーム”なんて説明しなくてもいい時代が来るんじゃないでしょうか。
 ネットワークゲームは、ちゃんとした計画をもって運営すれば利益のあがるものなので、ぜひ他社さんにもどんどんやっていただきたいですね。ネットワークゲームには、一度ハマるともうほかのゲームができなくなってしまうほどの魅力がありますから、ぜひ盛り上げていけたらなと思っています。


「PHANTASY STAR ONLINE」
(C)SONICTEAM / SEGA, 2000, 2001

「ぐるぐる温泉3」
(C)OVERWORKS/SEGA,2001,2002


(インタビュー:加賀(ウェブ技術部)/小磯、構成:小磯)



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