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【ゲーム情報局】国産オンラインゲームの先行者「PHANTASY STAR ONLINE」成功を支えたバックエンド(後編)

2002年03月02日 00時00分更新

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PC版とDC版がいっしょにプレイできない理由はズバリ“言語”?!

――そのPC版ですが、さきほどお話されたDC版に比べると、プレイ料金は高い(30日1000円、90日2000円)ですよね。でも一方で、円相場もありますが、海外製品と比べると安い。

節:月額1000円というのは限界値だと思います。あれ以上はおそらく無理じゃないかと。PC版の方が高いのは、サポートの費用や互換性チェックなどといった、サーバ以外の部分のコストのためです。

――PC版は、ネットワークゲームの要求スペックとしては比較的低くなっています。海外製のMMORPGでは平気で推奨CPUがPentiumIII-1GHz以上、といったものもありますが。

節:これでも「動かない人は多いんじゃないか。スペック高すぎるよなぁ」と思ってるんですが(笑) 実は、ノートPCのユーザーが相当数いるんですよ。いま店頭で売れているPCの半分はノート型らしいという話を聞くと、現在の要求スペックもかなり厳しいのかなと。ノートでもある程度動いていますけど、専用機とPCではやはり総合のパワーが違うんですよね。性能がOSに吸われちゃうので(笑)

――ノートPCの問題も含め、PC版はクライアント側のスペックがバラバラ、というのも苦労されたと思うのですが。

節:PC版に関しては、私はあくまでサーバ側の担当なので。実際に苦労したのはクライアント側のスタッフですね(笑) グラフィック面が1番大変だったようです。Akiba2GO!の読者さんならよくご存じかもしれませんが、ビデオカードのドライバがバグっていたりするわけですよ(笑) だから、ドライバさえしっかりすればちゃんと動くかもしれません。担当者が社内でカードを次から次へと差し替えて試してたのを覚えています。

外:見ていてせつなかったですよ(笑) ただPCの前に立って、午前中は1枚、午後2枚と、3時間おきにカードを差し替えてる(笑)

節:ユーザーからしてみると、なんで移植にそんな時間かかってるんだ、と思うかもしれませんが、わりとソフトとは関係ない部分に時間がかかってるんですよ。

外:あとはローカライズですね。PC版は言語が増えたので。自動翻訳は翻訳会社に出してるんですが、それにも時間がかかっています。

――PC版の発売前、DC版のユーザーといっしょに遊べる可能性が指摘されながら、最終的にはサポートされませんでした。

スクリーンショット
スクリーンショット

節&外(苦笑)
節:現状、コミュニティの問題から、異なるハード間では繋がないという方針になっています。また仮に繋がったとしても、文字コードの問題があります。PC版は中国や韓国を含む全世界対応版ということでunicodeを採用しているんですが、DC版はS-JISとヨーロッパ言語を交ぜたような独自仕様なので…。文字コードはかなり面倒です(笑)

――ゲームキューブ版やXbox版はDC版のユーザーといっしょに遊べるんじゃないかと言われていますが。

節:もちろん技術的には可能ですし、可能性としてはありますね。PC版は明確にアジア市場をターゲットにしている分、難しいかもしれません。地域によって家庭用ゲーム機を売っているところと売ってないところがあって、アジアは日本を除くとあまり家庭用ゲーム機って売ってないんですよ。韓国はその傾向が顕著で、みんなPCでゲームやっている。なので、PC版はちょっとターゲットが違うんですよ。



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