PanasonicのPC周辺機器ブランド“P3(Panasonic Peripheral Products)”から、DVD-ROMドライブとCD-RWドライブの2つのドライブを独立して持つ、外付けダブルドライブ「LK-RV8185AZ」が発売された。この形式の外付けドライブは本邦初となる。
サイズは62(W)×213(D)×164(H)mmで縦置き式。右側のDVD-ROMドライブがグレー、左側のCD-RWドライブがホワイトの2色に色分けされており、どちらもローディング方式がスロットイン式であることもあり非常にスタイリッシュな印象である。
インターフェイスはUSB1.1/IEEE1394。しかし最大の特徴は、PCに接続しなくても単体で動作可能であること。つまり、PCのないご家庭でもこれ1台でCD-ROMのバックアップができるというわけだ。
CDをセットして本体上部のボタンを押せば自動的にバックアップが取られるようになっており、またPCに接続した状態でも、本体のスイッチを切り替えることによりPCと切り離して単体動作モードにすることも可能だ。
注意したいのは、パッケージにはUSB1.1/IEEE1394の接続ケーブルとライティングソフト、そしてDVDプレーヤソフトが付属しておらず、PCの外付けドライブとして使用する場合はそれらのソフトを自前で用意しなければならないこと。ちなみにライティングソフトは「WinCDR7.0」を、DVDプレーヤソフトは「PowerDVD XP」が推奨されている。
スペックは、DVD-ROMドライブは読み込み最大24倍速、DVD読み出し最大6倍速。CD-RWドライブは書き込み最大8倍速、書き換え最大4倍速、読み出し最大12倍速。
また書き込みモードを本体背面のスイッチで、最大8倍速(音楽CDは最大4倍速)まで可変の「VARIABLEモード」、4倍速固定(音楽CDは2倍速固定)の「FIXモード」の2モードに切り替えられるようになっている。なお著作権保護のためのSCMS(Serial Copy Management System)機能を搭載しており、本体のみで使用する場合、音楽CDのバックアップは音楽専用CD-R/RWでのみ可能となっている。
価格はネットワークセンター秋葉原店で4万4800円。単品で書き込みが可能という、これまでのコンシューマ用製品としては類を見ないユニーな製品といえよう。
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