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東芝、CCD並みの画質が得られるCMOSイメージセンサーを発売

2002年01月23日 23時15分更新

文● 編集部

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(株)東芝は23日、携帯テレビ電話やノートパソコン向けのCMOSイメージセンサーの新製品として、感度を約2倍に高めたVGA対応の『TCM5063T』やCIF対応の『TCM5073T』など4品種を製品化し、6月に量産出荷を開始すると発表した。2月にサンプル出荷を開始し、サンプル価格は3000円。

新開発のCMOSイメージセンサー
新開発のCMOSイメージセンサー『TCM5063T』(左)と『TCM5073T』(右)

新開発のCMOSセンサーは、フォトダイオードの面積を約2倍に大きくしたほか、回路雑音を約2分の1に低減したことでCCD並みの画質が得られるのが特徴。最低被写体照度が3ルクスと高感度化も図られている。5.4μmの正方格子セルを採用し、光学サイズを33万画素(660×492/VGA対応)で4分の1インチ、11万画素(372×292/CIF対応)で7分の1インチに小型化した。ADコンバーターとシグナルジェネレーターを内蔵しており、出力はVGAが10bit、CIFが9bitに対応。電源は2.8Vで、消費電力はVGAタイプが60mW、CIFタイプが30mW(ともに毎秒15フレーム時)。

ラインアップは、1/4インチで色フィルターがRGB原色カラーの『TCM5063T』、フィルターが白黒の『TCM5060T』、1/7インチでRGB原色カラーの『TCM5073T』、白黒の『TCM5070T』の4品種。パッケージサイズが幅10.67×奥行き10.67×高さ1.95mmのリードレスセラミックパッケージで提供する。

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