プログラム次第ではPDAとしても利用できそうな韓国Gamepark製の小型携帯ゲーム機「GP32」が待望の再入荷。今回もその数は少量だが、メッセサンオーカオス館ではゲームソフトも同時に入荷している。
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「GP32」(左)。「ゲームボーイアドバンス」と比べて、本体も液晶もひとまわり大きい |
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パッケージ。写真は「DyHard Infinity」 |
GP32のハードウェア仕様については初登場時の記事を参照してほしいが、大きな特徴のひとつとして、ROMの代わりにスマートメディアを採用している点が挙げられた。では実際にそのゲームソフトはというと、たしかにスマートメディア入り。ゲームボーイアドバンスを意識したようなパッケージを開けると、中には見慣れたスマートメディアがちょこんと置かれているといった案配だ。
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開くとスマートメディアが入っている |
スマートメディアの小さなタグにはゲームタイトルがカラー印字されている。ちなみにこのスマートメディアは日本製のようで、ソフトケースに「使用上の注意をよくお読みください」などと日本語で注意が書かれているのはご愛敬。
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日本製と思われるスマートメディアに韓国産のゲームが入っている |
使用時には、右の写真のようにスロットに差すだけでOK。前回も紹介した起動画面で“GAME”を選択するとGP32はスマートメディア内を検索。スマートメディアに書き込まれたゲームを一覧で表示し、その中から選択できるようになっている。この仕様から判断する限り、大容量のスマートメディアを用意すれば複数のゲームタイトルを1枚で持ち運べそう。“ただの”スマートメディアにしか見えないこのカートリッジにコピープロテクトがかかっているのなら話は別だが…。
前回の記事でも紹介したスタート画面で“GAME”を選択すると写真中央のようなゲーム選択画面になる。ここでプレイしたいゲームを選べばオーケーだ。スマートメディアだけあって、ゲームのロードには若干時間がかかる
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「Dungeon and Guarder」。なんとも微妙なタイトルではある |
ちなみに今回入荷したゲームタイトルは「Dungeon and Guarder(\5,800)」「DyHard Infinity(\5,800)」「Little Wizard(\5,800)」「Rally Pop(\4,800)」「Tanggle's Magic Square(\4,800)」の5本。Dungeon and Guarderは、その名のとおり、どこかで見たことがあるようなアクションゲーム。また、DyHard Infinityも、どこかで見たような…。Little Wizardは格闘ゲーム、Rally Popはシューティングゲーム、Tanggle's Magic Squareはパズルゲームとなっている。
気になるソフトの自作に関する情報は「いまのところ不明」(メッセサンオーカオス館)。GP32の公式ウェブサイトでは英語コンテンツが稼働を開始しており、将来的にはここで何らかの情報が公開される可能性もあるが、現状ではなんともいえないところではある。ワールドカップを目前に控えて日韓の文化交流が活発化し、さらには「Ragnarok Online」や「Magna Carta -The Phantom of Avalanche-」など韓国産ゲームが注目を集めているという現状があるだけに、GP32の今後の展開にも期待したいところだ。なお、Magna Cartaは昨年末に韓国で発売されたものの、かなり大きなバグがあったため回収されてしまったとのこと。「バグフィクスが終わって正式出荷されれば入荷する予定」(同店)なので、楽しみにしていた人はもう少しの辛抱を。
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【取材協力】