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アスキー、2002年の年賀状に関するアンケートを実施――はがきが根強い人気

2002年01月10日 18時11分更新

文● 編集部 田口敏之

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(株)アスキーは9日、年賀状の発送や作成の方法に関する意向調査“2002年の年賀状に関するアンケート”の調査結果を発表した。調査対象はインターネットの利用者で、方法はホームページによる自記式アンケート調査。期間は2001年12月27日から2002年1月4日までで、有効回答は2074件。

2002年の年賀状の送信方法のグラフ
“2002年の年賀状の送信方法”のグラフ。“インターネットを利用(小計)”の項目は、“年賀状送信サービス”“電子メール(文字のみ)”“電子メール(画像を添付)”のいずれかを選択した回答者の小計。“電子メール(小計)”は、“電子メール(文字のみ)”“電子メール(画像を添付)”のどちらかを選択した回答者の小計

年賀状の送信方法については、全体の97.1%と、回答者のほとんどがはがきで年賀状を送っているという。インターネットを利用した年賀状の送信は42.9%にとどまり、はがきの年賀状が根強い人気であることがうかがえるという。インターネットによる送信方法の内訳は、“電子メール”が28.8%、“インターネットの年賀状送信サービスを利用して”が21.2%。“電子メール”の利用者のうち、“文字のみ”は17.4%、“画像添付”は14.7%となっている。

年賀状の平均送信枚数は、はがきの83.4枚に対して、インターネットを利用したものは“インターネットの年賀状送付サービス”が11.6枚、“電子メール(文字のみ)”が11.3枚、“電子メール(画像添付)”は11.8枚と、いずれも少数であるという。なお年賀状の発送先は、“友人・知人”が94.1%でもっとも多く、“仕事関係”が75.9%、“家族・親戚関係”が63.2%となっている。

はがきの年賀状の作成方法については、宛名書きは“パソコンを使って印刷”が79.7%と最も多く、“自筆”の18.7%を大きく上回った。裏面の作成方法も、“パソコンで作成”が87.7%で、“自筆”が7.9%となっており、インターネット利用者の間では、パソコンによる年賀状作成が一般化している状況がうかがえるという。

また、宛名書きに利用したソフトは、“市販の年賀状ソフト”が79.3%で、“ワープロソフト”が6.9%。裏面の作成に利用したソフトも、“市販の年賀状ソフト”が67.8%を占め、2位の“フォトレタッチ、ペイント、ドローソフトを利用”の23.8%を上回った。年賀状作成に利用したプリンターは、“画質を重視したタイプ”が38.6%、“低価格なタイプ”が17.8%となっている。

裏面の作成については、図柄などに“年賀状ソフトに入っていた素材”を利用する割合が53.3%、“デジカメで撮った写真”が33.5%、“書籍等のCD-ROMに収録された素材”が26.2%、“インターネットで入手した素材”が22.0%と、多様性が見られるという。

裏面の作成にパソコンを利用した理由は、“オリジナルの年賀状が作れるので”が64.8%で最も多い。このほか“同じものが何枚も作れるので”(42.3%)、“仕上がりが美しくできそうだったので”(41.8%)、“短期間で作れそうだったので”(39.3%)などが理由として挙げられている。同社では、パソコンを利用した年賀状作成の人気の理由は、効率的で手軽にオリジナリティーのある年賀状が作成できる点にあるとみている。また、手頃な価格で購入できる高画質なプリンターや、インクジェット対応の年賀はがきなどの存在が背景にあることで、仕上がりに対する期待も高いとしている。

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