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Painter 7のテキストパレット。従来分かれていた機能が1つにまとまり、テキストオブジェクトを作成しやすくなっている。 |
最後のテキスト機能の強化は、従来のテキストツールとダイナミックテキストの2つのツールを1つにまとめたもの。ダイナミックテキストとは、テキストに影付けやワープ効果を付加する機能で、これらが統合されたことにより、テキストがより扱いやすくなった。とはいえ、テキストの大きさや色を1文字単位で変更することはできず(テキストレイヤー単位で設定する)、まだ使い勝手の面で改良を加える余地はあるように感じた。
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1%単位でイメージの拡大/縮小をコントロールできるズームスライダー。作業領域の下に位置しているため扱いやすい。 |
Painter 7では、このほかにも1%単位でイメージを拡大/縮小できる「ズームスライダー」や、不必要なパレットを非表示にできるUIカスタマイズ機能、ICCプロファイルによりモニタやプリンタ、イメージスキャナの間でカラーマッチングを行える色管理機能など、多くの新機能を搭載している。
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カラー管理のダイアログでは、プリンタやスキャナなど、それぞれのデバイスに対するプロファイルを簡単に選択できるようになっている。これらの組み合わせはスタイルとして保存でき、必要なときには素早く呼び出せる。 |
価格は従来バージョンと同じ6万8000円。アップグレード版の価格は、Painter 4以降の登録ユーザーは2万6000円、Painter 3以前/Painter Classicの登録ユーザーなら4万8000円となっている。Painter 7では、表現力の強化とメディアレイヤーによる使い勝手の向上を併せて行ったため、新規ユーザーはもちろん、従来バージョンを持つユーザーにとっても魅力あるものとなっている。PCのモニタをキャンバスにイラストを描いてみたいすべての人に、ぜひともオススメしたいソフトだ。
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Painter 7を使って描いてみたサンプル。鉛筆ツールで輪郭をさらっと書き、そのあと水彩ブラシによりこちょこちょ着色したもの。 |
procreate Painter 7 日本語版の主なスペック |
製品名 |
procreate Painter 7 日本語版 |
対応OS |
Windows 98/Me/NT4.0+SP6以降/2000/XP |