三洋電機(株)と米イーストマン・コダック社は4日、携帯エレクトロニクス機器向けの有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレーの生産を行なう合弁会社“株式会社エスケイ・ディスプレイ”の設立で調印を行なったと発表した。
新会社の設立は21日付けで、設立資本金は4億5000万円。出資比率は三洋が66%、コダックが34%。社長には現三洋電機(株)セミコンダクターカンパニー経営企画室企画部専任部長の清水英雄氏が就任する。本社は岐阜県安八郡安八町の三洋電機岐阜事業所内に置き、2002年2月にアクティブ型有機ELディスプレーの量産を開始する予定。また、生産した製品の開発は三洋とコダックが行ない、販売はそれぞれの販売網を通して行なう。
以後、資本金を60億円に増資し、2003年4月には大型ガラス基板の鳥取工場も利用する。今回の合弁会社設立の総投資額は500億円(三洋電機が330億円、コダックが170億円)を計画しているという。