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アドビ、ビジュアルエフェクトツールの最新版『Adobe After Effects 5.5』を発表

2001年12月04日 12時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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アドビシステムズ(株)は4日、ビジュアルエフェクトツールの最新版『Adobe After Effects 5.5 日本語版』、およびプロフェッショナル向けの『Adobe After Effects 5.5 ProVersion 日本語版』を発表した。

対応OSは、Macintosh版がMac OS 9.1/9.2.1、Mac OS X 10.1。Windows版がWindows 98/Me/2000/XP。Mac OS XとWindows XPに対応するため、従来より早いタイミングでのバージョンアップとなったという。

AfterEffects5.5パッケージ
『Adobe After Effects 5.5 日本語版』のパッケージ

After Effects 5.5では、3Dコンポジションに対する照明コントロールにオプションが追加された。“ライト透過”により、レイヤーを通過する光の透過度を調整でき、例えばステンドグラスを通した光が地面に反映されるといった指定が可能。マテリアルオプションの“金属”を利用することで、鏡面ハイライトの質感(メタリック感やプラスチック感など)をコントロールできる。

また、交差するレイヤーを含んだ3Dコンポジションを可能な限り高画質でレンダリングできるレンダリングプラグイン“高度3D”や、2D/3D空間内のレイヤーがどのように配置されているかを、複数のアングルで同時に表示できる“コンポジションビュー”を搭載する。

複数コンポジションビュー
複数のコンポジションビューを表示できる

新しいエフェクトも8種類追加された。“カラースタビライザ”(ProVersionのみ)は、フレームの露出を他のフレームとマッチさせ、フッテージ内の露出の違いを修正できるもの。“稲妻(高度)”(ProVersionのみ)は、単に稲妻を表現するだけでなく、アルファチャンネルの情報を利用して放電の道順や影響範囲を調整できる。“レベル(個々の制御)”は、個々のチャンネルプロパティにキーフレームを設定して詳細な色補正を行なえる。

“4色カラーグラデーション”は、4色グラデーションのアニメーションを作成できる。“セルパターン”は、セル(細胞)状のパターンを生成できる。“グリッド”は、グリッドを作成しマスクやマットとして利用できる。“ラフエッジ”は、エッジの粗さを調整できる。“時間差”は、時間軸がずれている2つのレイヤー間の色の違いを計算して色補正できる。

稲妻高度
新エフェクトの“稲妻(高度)”

レイヤーのマスキング機能も強化された。“スマートマスク補間”(ProVersionのみ)により、AからBへマスクシェイプ形状を変化させた際、中間部のマスクキーフレームを自動生成する。また、エクスプレッション機能も改良され、エクスプレッションの記述に単純なループ機能を追加できるようになったほか、構文も単純化された。

さらに、“エフェクトパレット”により、頻繁に使用するエフェクトを任意のフォルダーにまとめたり、アルファベット順に並べたりできる。また、レンダリングしたフッテージをプロジェクトに読み込んだり、コンポジションをレンダリングしたムービーやシーケンスに置き換えるといった処理を指定することが可能。

そのほか、Pentium 4に最適化され、Adobe PhotoshopやCineon、PICTなどの各シーケンスフォーマットに対する非同期出力をサポートする。各種フォーマットへの対応も強化され、Advanced RealMedia出力や、Alias|Wavefront Mayaやdiscreet、3ds maxからの3Dカメラデータ読み込み(ProVersionのみ)、Flashファイル(SWF)の読み込み、MPEG-1ファイルの読み込みなどをサポートする。

発売日は2002年1月25日。同社直販のアドビストア価格は、After Effects 5.5が9万8000円、After Effects 5.5 ProVersionが19万8000円。また、After Effects 5.0からのアップグレード価格は9800円、After Effects 5.0 ProVersionからのアップグレード価格が9800円。なお、After Effects 5.5 ProVersionおよび5.0 ProVersionからのアップグレードには、米Zaxwerks社の立体オブジェクト作成プラグイン『3D Invigorator Classic』が同梱される。

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