初のDVD+RWドライブ「MP5120A」
書き込み/書き換えの選択肢が豊富
「MP5120A」 |
前置きが長くなったところで実際に初のDVD+RWドライブであるMP5120Aを見てみると、まず気づくのはフェイス部分に見慣れた「DVD」のロゴがなく、代わりに「RW」のロゴと「DVD+ReWritable」の文字が刻まれていることだ。見慣れたロゴはDVD-RAMやDVD-R/RWドライブ陣営が加盟する「DVDフォーラム」のもので、「RW」ロゴは「DVD+RW Alliance」陣営のものだ。ロゴのあるなしに、両陣営の標準化争いが見え隠れする。なお、ドライブ冷却用のファンは、防塵構造を追求するリコー製ドライブらしく装備していない。
背面。リコー製らしく、吸気用のファンは装備していない |
パッケージにはDVD+RWとCD-RWのメディアが1枚ずつ付属している。DVD+RWのメディアにも、はいているのは「RW」ロゴ。ちなみに、CD-Rメディアが入っておらず、このあたりにリコーのメッセージを感じるような気がする |
書き換え/書き込みフォーマットは、DVD+RW(2.4倍速)のほか、CD-R(最大12倍速)、CD-RW(最大10倍速)に対応。読み出し速度はDVD-ROM/-Video/+RWが最大8倍速、CD-ROM/R/RWが最大32倍速となっている。従来のリコー製“コンボドライブ”にDVD+RW対応をプラスした、文字どおり「スーパーコンボドライブ」だ。DVD+RWの書き込み/書き換えには全周でCLV方式を採用。書き込みエラー対策では、先行するDVD-R/RWドライブがバッファアンダーランエラー防止機能を採用しているのに対し、DVD+RWドライブでは、データとデータの“つなぎ目”を1μm以内に収める「ロスレスリンキング」により、バッファアンダーランによるギャップを防ぐことで、書き込みエラーを防止する。 なお、CD-R/RWメディアの書き込み用にはおなじみのJustLinkを搭載している。
パッケージ同梱ソフトは、Ver.3.00以降で記録型DVDメディアをサポートしたライティングソフト「B's Recorder GOLD」とパケットライトソフト「B's Crip」。DVD-Video作成のため、オーサリングソフト「MyDVD 3.0」と、映像ソースの編集ソフト「MotionDV STUDIO」の2本も同梱している。MyDVDはメニュー作成やMPEG2ファイルのレイアウトのほか、ビデオキャプチャ、そしてMPEG2エンコードまで可能なのが特徴のオーサリングツールだ。また、ビデオデッキよろしく、ビデオキャプチャデバイスから入力された映像ソースをDVD+RWメディアに直接「録画」していく「Direct-to-DVD機能」も搭載しており、HDDに録画するのと同じ感覚でDVD+RWメディアにデータを書き込むことができる。動作環境はPentium 4-1.4GHz以上推奨と決して低くはないが、極めて魅力的な機能だけに、導入コストの下がっているPentium 4システムといっしょに買い揃えるというものアリだろう。
初回特典として、オリジナルカラビナを同梱している |
28日、開店と同時に販売開始予定なのはコムサテライト各店。また、複数のショップが28日中に入荷予定だとしている。入荷数は各店流動的ながら、明日以降の入荷分も決して多くはないと思われるので注意してほしい。納期や予価など、27日現在で判明している入荷予定は以下のとおりだ。
価格(予価) | ショップ | 入荷状況 |
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\53,800 | クレバリー1号店 | 28日予定 |
\57,800 | ZOA 秋葉原本店 | 29日予定 |
\58,780 | コムサテライト3号店 | 入荷済み |
\58,800 | 高速電脳 WonderCity | 28日予定 28日予定 |
\59,799 | TSUKUMO eX. ツクモParts王国 | 28日予定 |
\59,800 | コムサテライト1号店 コムサテライト2号店 ネットワークセンター秋葉原店 | 入荷済み 入荷済み 28日予定 |
未定 | OVERTOP | 28日予定 |