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日本IBM、マルチデバイス向けウェブコンテンツ変換ソフトの最新版を発表

2001年09月04日 18時09分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は4日、ホームページで提供するコンテンツのタグ形式を変換することで、携帯電話や携帯情報端末(PDA)などのデバイスを意識することなく表示を可能にするソフトウェアの最新版『WebSphere Transcoding Publisher(ウェブスフィア トランスコーディング パブリッシャー) V4.0 日本語版』を発表した。7日に出荷を開始する予定で、価格は481万円からとなる。

『WebSphere Transcoding Publisher』は、HTMLをWML(Wireless Markup Language)やcHTML(compact HTML)、HDML(Handheld Device Markup Language)に変換できるもの。最新版では、HTMLからVoiceXML(the Voice eXtensible Markup Language)への変換機能が追加された。この機能により、『WebSphere Voice Server』などのVoiceXMLから音声へ変換するテクノロジーを使用して、電話機などのウェブブラウザーを搭載していないデバイスでも、ウェブコンテンツを音声で聞けるようになる。

同ソフトは、企業の情報をモバイル端末でも同時に表示するためのプラットフォームとして使用できる。記述言語の変換のほか、XML(eXtensible Markup Language)のスタイル変換、HTMLで記述された画像データの参照テキスト形式への変換、表の罫線削除、GIFからJPEGへの画像変換などの機能を搭載する。同社の『IBM WorkPad』、米スリーコム社の『PalmPilot』、Windows CEデバイス、iモード/WAP(Wireless Application Protocol)対応の携帯電話を標準でサポートし、同社のビジネスパートナーが開発した専用プラグインソフトウェアにより、日本市場における幅広いデバイスをサポートしている。対応OSは、AIX、Windows NT/2000、Solaris、Red Hat Linux、SuSE、Caldera Eserver、Turbo Linux。

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