Kodak EasyShare DX3900 Zoom
Kodak EasyShare DX3900 Zoom
2001年08月30日 23時26分更新
文● 行正
コダックの「Kodak Easy Share DX3900 Zoom」は、同社のオンラインプリントサービス「Kodak EasyShareシステム」に対応した300万画素クラスのデジタルカメラだ。光学2倍ズームレンズを搭載するほか、画質には定評のある「DC4800 Zoom」の画像処理エンジンを採用することにより、高画質とクィックな操作性を持つのが魅力だ。
スリムなボディにまとまった高い機能
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標準付属のクレードル「カメラドック」に置いた状態。クレードル上部の黒い部分が機種別に用意されたトレイだ。 |
DX3900 Zoomは、先に発表された「Kodak Easy Share DX3600 Zoom」と同様に、オンラインプリントサービスを手軽に利用できるのが特徴だ。標準で付属するクレードル「カメラドック」にDX3900 Zoomを置けば、カメラ内のバッテリが充電されるほか、クレードルの同期ボタンを押すことによりUSB接続したPCのアプリケーションが起動し、カメラ内のデータがPCに転送され、インターネット経由でアプリケーションからプリントサービスの申し込みも可能となる。
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背面はカラーモニタとカーソル、MENU/SELECTボタンのみというシンプルな構成。カーソルキー左右はズームボタンを兼ねる。 |
クレードルやアプリケーションに関してはDX3600 Zoomのレビュー記事でも紹介しているが、ほとんど変更はなされていない。
DX3600 Zoomに似たデザインを採用する樹脂ボディは、ホールドしやすい太めのグリップや右端にあるレンズ、内蔵フラッシュや上面のモードダイヤルといった機器の配置もほぼ同じであり、沈胴式のレンズ部に装備した樹脂製のレンズカバーをスライド式レバーで開けると同時に電源がONになる点も共通だ。
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本体側面の電源スイッチを押し下げるとレンズカバーが開くと同時に電源が投入される。レンズ部の周囲にはネジが切られており、オプションのマクロ/ワイドコンバータなどが装着できる。 |
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DX3900 Zoom(左)とDX3600 Zoom(右)の比較。丸みが抑えられ、全体的にスリムになった。 |
本体は、DX-3600 Zoomよりもひとまわり小さくなっており、とくにDX-3600 Zoomの前後左右にボテッっとした印象のある丸みを帯びたフォルムから、丸みを削ぎ落としたようなシャープな形状となっている。
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再生時にメニューボタンを押すと画面左にメニュー、下にサムネイルが表示されるという同社のデジタルカメラにはお馴染みの表示となる。 |
操作性に関してはかなり変更されており、レンズカバー兼電源スイッチは本体前面から本体側面に移動し、フラッシュのほかマクロ/遠景モードやセルフタイマボタンが新設され、使い勝手のよいものになっている(DX3600 Zoomではマクロの切り換えやセルフタイマはメニューから選択する)。
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上面にはシャッターボタンのほか、モードダイヤルと撮影時に利用する3つのボタン(フラッシュ、マクロ/遠景/セルフタイマ)、モノクロ液晶がならぶ。 |
本体上面に撮影モードや撮影枚数などの情報を表示するモノクロ液晶を装備しており、背面の液晶モニタを表示することなく各種のモード確認が可能なので便利だが、DX3600 Zoom同様にセットアップや再生モードでも電源ONのためにレンズカバーを開く必要があるのは少々非合理的に思える。なお、フラッシュモードや記録画素数、液晶モニタのON/OFFなどに関しては、電源を切っても記憶されるように設定することもできる。
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本体底面からバッテリ、側面からCFカードを挿入する。左側底面にあるのはクレードル用端子。バッテリは単3×2本サイズで、単3ニッケル水素充電池×2本でも動作する。 |