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イーレッツ、立体視液晶シャッターメガネ『Beautiful 3D(ビューティフル・サンデー)』を発表

2001年08月23日 20時25分更新

文● 編集部 中西祥智

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イーレッツ(株)は23日、パソコンゲーム用立体視液晶シャッターメガネ『Beautiful 3D(ビューティフル・サンデー)』を発表した。価格はオープンプライス(予想価格は7800円前後)で、9月上旬に出荷を開始する。

『Beautiful 3D』
『Beautiful 3D』

『Beautiful 3D』は、Direct3D対応ゲームを立体視可能にする製品。パソコン側に専用ドライバーソフトをインストールし、ドライバーソフトが左右それぞれの目にあわせた画像を生成して交互に高速表示する。利用者は液晶シャッターメガネをかけ、液晶シャッターが画像信号に同期して左右それぞれの視界を開放したり閉じたりすることで、画像を立体的に感じる。

3D画像の場合は3次元の情報をもともと持っおり、立体視画像を生成できる。ただし、3Dゲームの中には、たとえばフライトシミュレーションゲームの計器板のように2Dの画像もあり、それらは変換できない。また、対応しているのはCRTディスプレーのみで、液晶ディスプレーでは使用できない。

液晶シャッターメガネはディスプレーとビデオカードの間に挿入したアダプターに接続する。電源はビデオカードから供給されるが、RGBコネクターに給電機能のないビデオカードを使用している場合には、別途付属するアダプターを利用してPS/2コネクターから給電する。

また、ドライバーソフトは米NVIDIA社が製作するもので、基本的には汎用だが、インストーラーの日本語化や同社向けのカスタマイズをNVIDIAが行なうという。

2重に映った画像
ディスプレー上の画像は、裸眼で見ると2重に見える。ただ、両端のバーは2D画像のために変換されておらず、裸眼でもはっきり見える。かなり奥行きのある画像が生成され、アクション・アドベンチャー系のゲームでは酔うかもしれない

対応するビデオカードはNVIDIA製のグラフィックスチップを使用しているもの。対応OSはWindows 95/98/98 SE/Meで、DirectX 8.0以上が必要。またOpenGLにも対応している。必要なパソコンのスペックについては、ドライバー自体はPentiumでも十分に動作するため、ゲームソフトの必要スペックによるという。また、120Hz以上のリフレッシュレート(垂直同期周波数)が発揮可能なCRTディスプレーが必要となる。同社によると、約600タイトルの市販のパソコンゲームに対応するという。

実際に体験
液晶シャッターメガネをかけると、周囲からはこのように見える。ちなみにこの方は、ASAHIパソコンの記者

『Beautiful 3D』の販売は、店頭および同社のウェブサイト上で行なう。同社では、年内に3000キットから5000キットの販売を見込んでいる。

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