ノベル(株)は26日、Windows 2000の“Active Directory”に対応したディレクトリー製品の最新版『Novell Account Management 2.1』を7月19日から出荷すると発表した。
『Novell Account Management 2.1』は、OSごとに管理されているユーザー/グループアカウントをディレクトリーサーバー『NDS eDirectory 8.5』に統合し、クロスプラットフォーム環境でのリソース管理を簡素化するもの。これによりユーザーは、統一されたアカウントとパスワードで、Windows 2000/Windows NT/Solaris/Linuxなどの異なるOS環境を利用できるようになる。1つのNTドメインでサポートできるユーザー数は数百万。この拡張性は、エクストラネットやウェブを利用したビジネスで重要な機能になるという。PAM(Pluggable Authentication Module)やNSS(Name Service Switch)インターフェースなどのオープンスタンダードに準拠しており、NDS eDirectory 8.5での認証により、PAMやNSSを採用するUNIXアプリケーションを利用できる。対応OSは、Windows 2000 Server/Advanced Server/NT Server 4.0(SP4以上)、Solaris 2.6/7/8(SPARC版)、Linux(Kernel 2.2、glibc 2.1.3)。
最小ユーザーライセンス数は250ユーザーで、ノベル大規模ライセンス販売プログラム“NCC”(Novell Customer Connections)による提供となる。価格はオープンで、市場推定価格は1ユーザーあたり4000円。
