先週末に販売価格が1万円を割ったばかりのPC2100 DDR SDRAM 256MB(CL=2.5)が、早くも8000円台に突入した。5月25日の9800円に対し、1日現在の最安値は8580円。先週の記事で紹介した大手メーカーに追随して他メーカーも価格を引き下げているようで、すでに国内代理店DDR SDRAMは今後も大幅に値下がりする気配だ。
一方、SDRAMはPC133 SDRAM 256MB(CL=3)が5000円割れ。だが、そろそろ下げ止まりかと言えばそんなことはなく、世界的なPC市場の冷え込みにより余剰となったSDRAMが日本に入ってきているため、今後もまたさらに価格下落は続くもよう。
6月中旬には国内PCメーカーがいっせいに夏モデルを発表するが、DDR SDRAMやRDRAMを採用するモデルの台頭があるなかSDRAMモデルの割合が高まるとは考えられないため、これまでのような“PCメーカーの新モデル登場→メモリ不足”という事態が起こるとは考えにくい。見切り品や流出品により、今後もSDRAMの価格は今後もしばらく下降線をたどっていくだろう。