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au、国内初のBluetooth内蔵携帯電話『cdmaOne C413S』を発表

2001年05月17日 22時17分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ケイディーディーアイ(株)(KDDI)と、(株)エーユー/沖縄セルラー電話(株)のauグループは17日、国内初となるBluetooth機能内蔵の携帯電話端末『cdmaOne C413S』を発表した。希望小売価格5万6200円で6月中旬に発売予定。また夏に開始予定のJava携帯電話サービスの名称を“ezplus(イージープラス)”に決定したと発表した。

『cdmaOne C413S』ホワイト
『cdmaOne C413S』(ホワイト)。左右キーと一体化したセンタージョグボタンを画面下に搭載、テンキーは入力のしやすさを考えて大きめのもにしたという

C413Sはソニー(株)が製造する。120×160ドット、256色表示の1.7インチ半透過型STNカラー液晶ディスプレーを搭載、連続通話時間は約210分、連続待ち受け時間は約220時間、Eメール受信BOX容量は約125KB(最大500件)、送信BOX容量は約58KB(最大250件)、音楽や画像データを保存するデータフォルダー容量は約200KBとなっている。なおBluetooth使用時の連続通信時間は約140分。

『cdmaOne C413S』バイオレット
『cdmaOne C413S』(バイオレット)カラー名はバイオレットだが、バイオノートXRによく似たカラーリングだ

本体のカラーはホワイトとバイオレットの2種類。サイズは幅44×縦127×奥行き19mmで、重さは約90g。16和音着信メロディーや、入力文字から変換候補を予測してリスト表示し、リストから選ぶことで少ないキー操作で文章入力できる予測変換機能“POBox”、音楽ゲーム“スターアドベンチャー2001”も備える。スターアドベンチャー2001は、東京・港区のエンターテインメント施設“メディアージュ”にある、(株)ナムコの音楽をテーマとしたアトラクションを、携帯用にアレンジしたゲーム。遊びながらオリジナルの着信メロディーが作れるというもの。

『cdmaOne C413S』の背面
『cdmaOne C413S』(バイオレット)の背面。スピーカーは従来と比べ高音質のものを使用したという。スピーカー部の下には“Bluetooth”ロゴが見える
“スターアドベンチャー2001”
“スターアドベンチャー2001”で作成したメロディーは着信メロディーとして登録できる

遊びも仕事もBluetoothで

C413Sの最大の特徴であるBluetoothは、2.4GHz帯域の電波を使ったデータ通信規格。半径10m程度の範囲で、対応機器間での最大1Mbps(下り721kbps、上り57.6kbps)でデータ通信通信が可能。Bluetoothを使った機能としては、C413S同士でのアドレス帳、スケジュール、プロフィール(名刺)などのデータ交換と、“ミラクルラバーズ”と呼ぶアミューズメント機能を搭載する。ミラクルラバーズは、ソニーがナムコと共同開発した。同じ合い言葉を入力した仲間がBluetooth通信範囲内に近づくと教えてくれる“友達レーダー”、通信相手との今日の相性を占う“相性占い”、ニックネームとメッセージ、性別を入力し、運命の人をさがし出す“運命の人さがし”などの遊びが楽しめる。

Bluetoothで端末を検索しているところ
C413SのBluetooth機能を使って、近くの端末を検索しているところ

C413Sと接続可能な機器としては、ソニーが4月に発表したバイオノートSR『PCG-SR9G/K』とバイオC1『PCG-C1VRX/K』に加えて、本日発表した『PCG-SR9M/K』と『PCG-C1VSX/K』の4機種を挙げているが、接続機器をバイオに限るということではなく、基本的にはBluetoothを搭載する機器と接続可能としている。ただし、Bluetoothヘッドホンには対応しない。ソニーでは、バイオとC413S間で、アドレス帳データの送受信や、C413Sの待ち受け画像を送ることができるバイオ用ソフトウェアを、C413Sの発売に向けて開発中としている。

Bluetooth接続によるデータ送信デモ
C413SとバイオC1でBluetooth接続によるデータ送信デモが行なわれた

パソコンからC413SとBluetoothで接続し、インターネットにダイヤルアップ接続した場合の通信速度は約50kbpsとなっている。ダイヤルアップ機能は1度に1台のパソコンからしか利用できない。Bluetoothは、ノートパソコンで利用が増えている無線LAN規格IEEE802.11bと同じ周波数帯を使用する。そのため、IEEE802.11bの利用時には、Bluetoothでの通信がうまくいかない場合もあるとしている。

KDDIでは「携帯電話を使ってパソコンやPDAでインターネットを利用する際に、接続ケーブルが届かなかったりコネクター形状が合わないといった不満が解消できる。多少の障害物や端末の無機に関係なく、バッグの中に携帯電話を入れたまま通信ができるなど、ユーザーの利便性が向上する。パソコンを中心としたBluetooth搭載機器が登場してきているが、今後さまざまな機器への搭載を期待する」(KDDIの増田氏)としている。

GLAYモデルの携帯電話はC413S

なお、ロックバンド“GLAY”のウェブサイトを運営するミュージックアップネットワークは4月25日に、KDDIと協力してauブランドの“GLAYPHONE”を7月に発売するとしていたが、GLAYPHONEは濃いグレーカラーのC413Sであることが明らかとなった。通常のC413Sとの違いは、裏面に“G”のロゴが入るほか、GLAYPHONE専用のオフィシャルコンテンツが見られることとしている。

“GLAYPHONE”C413Sがベースの“GLAYPHONE”

KDDI/auによると、現時点ではBluetooth内蔵端末はこのC413Sのみだが、将来は携帯電話端末の標準機能にしたい考え。日本ではパソコンやパソコン周辺機器から始まったBluetoothのサポートが携帯電話に達した格好だ。今後はKDDI/au以外の携帯電話事業者もBluetooth対応電話を出してくると予想され、Bluetoothの本格的普及に弾みがつきそうだ。

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