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コア/メモリとも240MHz駆動(!)のGeForce2 MXカードが玄人志向から

2001年05月11日 20時46分更新

文● 小磯

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GF2MX400-AGP32H
「GF2MX400-AGP32H」

 GeForce2 MX400のコア/メモリクロックはそれぞれ200MHz/166MHz。それを、ともに大幅に上回る240MHzでそれぞれオーバークロック駆動させたというトンデモないビデオカード「GF2MX400-AGP32H」が玄人志向“キワモノシリーズ”からデビューした。

 キワモノシリーズは“玄人”向けの“サポートなし”という姿勢が注目を集めている製品群。アキバにはすでにAthlonオーバークロック用のゲタや“ドライバなし”のUSB 2.0コントローラなどが登場しているが、今回のGF2MX400-AGP32Hはそのシリーズの新作で、今回もなかなか危険な製品に仕上がっている。



スペック
スペック表

 1クロックあたり2個のピクセルを描画可能なGeForce2 MX400チップを搭載するため、コアクロック240MHzの同製品のフィルレートは480Mピクセル/秒(テクセルフィルレートはその倍の960Mテクセル/秒)。選別した4nsのメモリチップ(32MB)を搭載して240MHzのメモリクロックを実現したことにより、メモリバンド幅は約3.84GB/秒に達した。これは一般的なGeForce2 MX400搭載カードに比べ、ピクセルフィルレートで1.2倍、メモリバンド幅では1.42倍の性能を持つ計算になる。

 カードの製造元は“CARDEXpert”ブランドで知られるGainward。発熱の問題を含め、いっさいのサポートはないが、実売価格が1万5800円(TSUKUMO eX.)と比較的手を出しやすい価格だけに、オーバークロッカーで興味をそそられる人は少なくないだろう。もっとも、ここまで高クロック化してもテクセル性能でGeForce2 GTSの2/3にも達しないうえ、1万円台後半でGeForce2 GTSの後継であるGeForce2 Pro搭載カードが購入できてしまう現実が一方にはあるのだが…。



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