(株)ニコンは、回転式レンズ機構を装備したデジタルカメラの新製品として、334万画素CCDとポップアップ式フラッシュを搭載した「COOLPIX995」を発表、6月8日より発売を開始する。
COOLPIX900シリーズでおなじみの回転機構により、多彩なアングルで撮影できる「COOLPIX995」。 |
COOLPIX995は、1/1.8インチの334万画素CCDと8~32mm(35mmフィルム換算:38~152mm)、F2.6~5.1の4倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラ。最大2048×1536ドットの静止画撮影が可能なほか、連写、動画(320×240ドット、15コマ/秒)撮影機能も備える。記録メディアはCFカードを採用し、USBインターフェイスを搭載。1.8インチ液晶モニタを背面に装備するほか、レンズ横にある光学ファインダによる撮影も可能。
従来の「COOLPIX990」と同様に、液晶モニタを含む操作部とレンズ部が回転する構造を採用し、ハイアングルやローアングルの撮影を可能としている。COOLPIX990からの変更点としては、COOLPIX990では3倍ズームであったのが4倍ズームとなったほか、従来はレンズの横に内蔵されていたフラッシュがレンズ部の上になり、かつポップアップ式となっている。これにより従来のCOOLPIX990のフラッシュ(ガイドナンバー9)よりも大光量のガイドナンバー10となった。また、シャッター速度は8~1/2300秒と高速化(COOLPIX990は最高1/1000)したほか、内部画像処理アルゴリズムの改良で色再現性の改善を図っている。このほか、COOLPIX990では電源として単3乾電池4本を使用していたが、本製品では専用リチウムイオン充電池もしくは6Vリチウム一次電池(2CR5)に変更された。製品にはリチウムイオン充電池が付属し、約110分(液晶モニタONでの撮影)の動作が可能。
本体サイズは138(W)×59(D)×82(H)mm、重量は390g(バッテリ除く)。
価格は11万300円。
4倍ズームレンズ搭載により、COOLPIX990よりもレンズ部がひとまわり大きくなったが、フラッシュ位置の変更により本体横幅は11mm短くなっている。 |
(株)ニコン
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