(株)ニコンは、ハイスペック一眼レフデジタルカメラ「D1」をより高性能にした「D1X」と「D1H」の2製品を発表した。価格や発売日は未定。
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547万画素(有効画素533万画素)のCCDを搭載、最高3008×1960ドットの画像を撮影できる「D1X」。 |
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解像度はD1と同等ながら、毎秒5コマの連写が可能な「D1H」。 |
D1X/D1Hともに、同社のハイエンド一眼レフデジタルカメラ「D1」をベースをベースにハイスペック化した製品。ボディデザインを初めとした基本仕様は継承しており、同社の「Dタイプニッコール」レンズを使用でき、同社の一眼レフ銀塩カメラ「F5」「F100」を継承する操作性を持つ。記録メディアはCF(TypeII)で、背面に液晶モニタを搭載する。
D1Xは撮像素子を高解像度化しており、D1が274万画素(有効266万画素)CCDであったのに対し、D1Xは547万画素(有効533万画素)のCCDを搭載、最高3008×1960ドットの画像データを記録できる(D1では最高2000×1312ドット)。
D1Hは、撮像素子はD1と同等品ながら、大容量バッファの搭載により、約5コマ/秒の連射で最大40コマの撮影可能となっている。また、D1Xも約3コマ/秒で最大9コマ連写の連写が可能。
解像度/連写性能以外はD1X/D1Hともに共通で、D1と比べて細かな機能改良が施されている。D1では1005画素のCCDを内蔵して、CCDからのデータを基にして測光/ホワイトバランス/階調補正を統合的に制御していたが、D1X/D1Hではさらにチューンが進んでより自然な撮影が可能になった。色モード設定はsRGBとAdobeRGBから選択が可能になり、信号処理の見直しによるノイズ低減、液晶モニタのバックライトはLEDとなり省電力化も図られている。また、高度な自動調光が可能な小型ストロボ(発売予定)や、位置情報の記録が可能なGPSユニット(発売予定)への対応、IBMのMicroDriveのサポート(動作保証)となっている。本体デザインやレンズマウントなどはいずれもD1を継承する。
(株)ニコン
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