このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 13 次へ

IPv6とは何か?

IPv6はやってくるのか!?その2

2001年06月09日 16時00分更新

文● 神戸道正、ネットワークマガジン編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 IPv6では、拡張ヘッダにIPsecの基本であるESP(Encapsulating Security Payload)とAH(Authentication Header)を実装することが義務づけられている。これにより、IPv6では標準で必要なセキュリティ機能が提供されることになる。ESPはデータの機密性や完全性を保証し、AHはユーザーの認証機能を提供する。IPv4ではIPsecを外部プロトコルにより実現しており、オプションの扱いでしかなかった。しかし、IPv6では基本機能として実装することでエンドツーエンドのセキュリティを実現している。IPsecを使った通信を使えば、理論上はファイアウォールを導入しなくともセキュリティが保てるため、世界中の端末同士が直接接続できる環境が実現する。すべての端末にグローバルIPアドレスを割り当てられるIPv6の特徴とあわせて、プッシュ型の情報配信サービスなどを本格的に導入することも可能だ。

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 13 次へ

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ