写真1 右から、企画本部技術企画部の三膳孝通氏、技術研究所の山本和彦氏、企画本部技術企画部の岩谷昌枝氏 |
IIJでは、1999年8月23日に専用線サービスとして、IPv6 over IPv4トンネリングによるIPv6実験サービスを開始している。さらに2000年9月からは、IPv6ネイティブの接続環境を提供する専用線接続サービス「IPv6ネイティブサービス」も開始している(東京のみ)。これらは現在は試験提供期間なので無料で提供されているが、2001年4月からは有償のサービスとして本格的な提供を開始する。
写真2 IPv6対応のSOHOルータ「SEIL T1」 |
IIJの三膳氏によると、現在サービスを受けている顧客は法人客が多いという。また「現在IPv6の環境を提供することは技術的には難しくない。ただ広く一般のサービスとして、誰でも利用できるようにするのがISPとしての取り組みだと考えている」という。そのために、今後も順次サービス地域を拡大していくということだ。また同社の山本氏によると「2001年には家庭内の環境でも常時接続が当たり前の時代になるので、IPv6への移行は今後必須だ」という。国内のISPとして中心的な存在であるIIJの動向は、今後も要注目である。