ドイツ時間22日、CeBIT 2001において、米ヒューレット・パッカード社、三菱化学(株)、オランダのロイヤル フィリップス エレクトロニクス社、(株)リコー、ソニー(株)、仏トムソン マルチメディア社、ヤマハ(株)の7社を中心とした“DVD+RW”推進各社は、19社の賛同を得て、“DVD+RW アライアンス”を結成したと発表した。
発表会には幹事会社の担当が顔をそろえた |
これら幹事会社7社は、3月5日にも日本でDVD+RWの動作デモを行なうなど、イベントなどを中心に活動してきてはいるが、これまではアライアンスという形ではなく、イベントなどを行なうときにだけ協力するというスタンスだった。DVD+RWは書き込んだディスクをそのまま家庭用DVDプレーヤーで再生できるなど、既存の製品との互換性が高いとされ、数年前からアナウンスされてきたが、製品投入がずるずると遅れてきた経緯がある。
今回、ドライブ、メディアともに製品化のめどが立ったことから、ドライブやメディアを製造する7社に加えて、書き込みソフトやビデオ編集ソフトを開発するソフトウェアメーカーを巻き込んでアライアンスを結成したもの。新しく加わる19社は以下の通り。
- Ahead Software
- (株)ビー・エイチ・エー
- Dazzle Digital Video Products
- GEAR Software
- MediaStream
- MGI
- NewTech Infosystems(NTI)
- ピナクル・システムズ
- Quantized Systems
- RAVISENT Technologies
- Roxio
- ソフトウェア・アーキテクツ(SAI)
- Sonic Solutions
- Spruce Technologies
- Toolex International
- ユーリードシステムズ
- ベリタス・ソフトウェア
- VITEC Multimedia
- Zapex Technologies
発表会ではHPのパソコンにリコー製DVD+RWドライブがセットされ、ビデオ画像を書き込んだディスクを、DVDビデオプレーヤーで再生したり、フィリップス製のDVD+RWビデオレコーダーで録画したディスクをパソコンのDVDドライブで再生してみせるといったデモが行なわれた。デモ自体は3月5日に東京で行なわれたものと同様の内容だった。
リコー製DVD+RWドライブを装着してデモを行なった、ソニーのVAIOデスクトップ機 |
展示を行なっていた数社に製品投入のタイミングについて尋ねたが、リコーが2001年第3四半期にドライブとメディア、フィリップスが9月にビデオレコーダー、三菱化学がそれらハードウェアにあわせてメディアを提供開始というのが先行組。ソニーやヤマハは来年になるとのことであった。
三菱化学はバーベイタムブランドのメディアを展示していた |